「虹」を見に行こう!
「虹」は自然がつくりだすマジックであり、とても美しいものです。マジックの種明かしをすれば、人間の目で捉えることのできる光(可視光)が波長の差で分光された自然現象ということになります。でも、そんなことは関係ないと思えるほど色彩豊かで、心を明るく豊かにしてくれます。虹を「夢」や「希望」の架け橋に例えることが多いのも当然と思われます。雨上がりに外に出れば、虹が見えるかも知れません。部屋に閉じこもっていたら、虹を見ることはできないでしょう。小さな窓から外を見てもいいですが、虹は窓の反対側に架かっているかも知れません。さあ、外へ出てみましょう。虹は見えましたか?
虹の「架け橋」という表現があるくらい、虹はアーチ状をしています。当たり前のようですが、円の一部が弧なのですから、条件が揃えば、「円形の虹」を見ることもできるはずです。私は偶然にも1度だけ見たことがあります。雨上がりの昼休みに、なぜか外に出たい衝動に駆られ、晴れた空を眺めようと空を見上げたとき、太陽の周りに円形の虹が見えたのです。珍しい気象現象だったようですが、それよりも、なぜか幸せな気分になったことを思い出します。虹がアーチ状なのは、自分のいる位置や地面によって虹ができないだけなのです。空から虹を見ることができたら、さらに運が良ければ、円形の虹が地面の方向に見えるかも知れません。虹が見えるだけでも幸せなことですが、珍しい虹を見に行くのもいいでしょう。「ダブルレインボー」とか、満月の光が創り出す「夜の虹」など、せっかくこの地球に生まれたのですから、ぜひ見てみたいものです。
時は常に未来の方向へ流れていきます。虹はいずれ消えてしまうのです。「夢」や「希望」が消えてしまわぬうちに、さあ、外へ出てみましょう。