#34 生き方戦略?ドジと唐揚げの思い出の味
#33 暗闇の恐怖… の続きです。
前回までは、自分の長年の試行の癖と、ポジティブな私でも不安に襲われる時間がなかったわけではないけれど動かなかくなった右足をさすりつつある言葉で自分を保ち、前向きになれた理由をお話ししていました。
本日はそこから先どうなっていくかを少しずつお話しします。
(この物語は#27のnoteからの続きになっていますので、よかったら最初からお読みください。)
そんなこんなで若干のんきに構えていた私。
2、3日で退院できるというわりには、こなさなければいけない検査やらもありました。
20代前半の時に入院したことがあるのですが。
その時は腫瘍摘出手術ということもあって事前に入院計画書を元に、入院中どのようなことがいつありますよという説明がありました。
そのおかげで、今日は何があって明日は何があるというのが明確だったんですが、何せ、今回は突然の事故入院生活。
私は毎日何があるのかさっぱりでした。
後から家族に聞くと入院計画書みたいなのがあったようですが、その当時の私は知る余地はありませんでした。
言われるがまま、なすがまま。そんな私の物語。
その日はMRIをとることになり、歩けない私は、看護師さんに車椅子で検査室まで連れて行ってもらいました。
(皆様ご存知の通りやらかしみかんの)
わたくし、検査室でドジやらかしまして。
それは何かというと、画像検査には皆さんもご存知ですよね?
「貴金属類がだめなこと」
私もそれを知っていたので、眼鏡やピアスや時計はさっさとはずしたのですが打撲の痛みなのか怪我の痛みなのかわからないけれども、まだ、あちこち痛くて体中に湿布を貼っていた私。
検査前に『貴金属以外で湿布もダメだからはずしてください』と知らされて、急遽看護師さんに手伝ってもらい手の届かない背中なども含め数枚剥がしてもらいました。
準備万端!
いざ検査へレッツゴーと重い扉の中へ!!
そのまますんなり検査を受ければいいと気が緩みっぱなしだった私。とは言いつつも、気になったのは、暇だし寝ちゃったらどうしようという心配くらい(笑)
受けた事ありますか?MRI
検査中とても大きな音がするのですが、それを紛らわすためのヘッドホンをつけてもらって、私はまな板の鯉状態で検査台に横たわり。
いよいよ検査が始まりました。
始まった直後に
『あっ!!』
『まずい!!どうしようっ!!』
私はヘッドホンから流れるリラックスの音楽とともにあることを思い出しました。
剥がしていない湿布の存在を思い出したのです。
体中に貼っていたのは効果が高い湿布。
それは、白い湿布ではなくて、ベージュ色の薄い肌にフィットして違和感のないタイプの湿布。
違和感なさすぎだよーーーーー!(笑)
残り物には福がある?!いやこの場合は福はなく…
目に付かない場所だったのもあり私は病衣の下に貼っていた湿布の存在をすーっかり忘れていました。
しかも…右の骨盤。腰に手を当ててちょうど触れる所に1枚…
検査技師に伝えたいけれども、大きな音がしてるし、何より眼鏡はずしているのでものすごく視力が悪い私は検査技師さんがこちらを見ているのか、どこにいるかもわからず…
伝えたくてもアピールできない。。。。
湿布を貼ったままだと、火傷のようになると検査前にどこかの掲示物で見た気がして。
ひょえーーーーっ。
これ以上体に傷は増やしたくない!
ものすごくテンパりつつそんなことを頭を駆けめぐりました。
胴体は固定されてるので手と体が自由には動かないっ!
どうやって剥がそう?!いや、その前にはがれるのか?!はがした湿布はどうするんだ?!
急がないとっ!!!!!火傷はいや~~~
検査中にゴソゴソして突然おもむろに下半身に…変な場所に手を入れる患者…なまら恥ずかしいぞー!とは思ったものの、パニック脳の勝ちっ!!
大慌てで引っ剥がしてポイッとしました。
検査後に湿布を剥がしたくて慌てて動いてしまった話をしたら
『ガラスの向こうから見てるから大丈夫ですよ~』とさらりと言われ。
恥ずかしさ増大( ̄∇ ̄;)チーン 私の乙女度 返して……(笑)
そんなそんな感じで大慌てだった私も検査が終わって
ホット一息。
車いすでの送り迎え…
全身打撲であちこち痛かったとはいえ、自分で車いすを押そうと思えばできたのだけれども、病院の方針なのかな?なんて思いながら、まるで、何もできなくなった自分がそこにいるような気がして少し照れくさい気持ちを持ちでした。
そんな自分の気持ちをごまかすかのように、私は移動中看護師さんと雑談を楽しんでいました。
看護師さんは、何やら私の事を知っていたようでした。それは、私が著名人なわけではなくて、珍しい状況だったから。
人生経験が浅いのが顔に出ているのか、ネジが1本くらいで頭の中が固定されているからなのか?昔から実年齢より幼く見られることが多かったのもあって「若い子が入院している!しかも交通事故だって?!」というような形で目立っていたそうです。
今これを書き綴りながら振り返ると…同室だった人は帽子を被った方も居たし整形外科病棟というよりはちょっと特殊な病棟だったのも理由の一つかもしれない。
それは、整形外科病棟の方が骨折などが理由で入院する比較的若い人が入院する場合も多いからです。
作業中に医療従事者の方に不用意に話しかけると仕事の邪魔をしちゃうけれども、こういう移動時間のコミュニケーションは大事なんじゃないかなと少し思いました。
患者さん側のメリットとしては言いにくいことを伝えるチャンスだったり、医療従事者側のメリットとしては、病室でみる患者さんの様子と違った一面が観れたり。
それは単なる興味としてではなくて、カルテに乗っていないような些細な変化だったり、全体を見渡すことによる情報量だったりがあるんじゃないかなと思いました。
私は入院してから入浴することができず、体を拭いてもらうだけで過ごしていたのもあり、髪を洗いたいなと思っていました。
時間はたっぷりあったので多少効率が悪くても自分でできる事だしと、思い切って聞いてみました。
そしたら、あらびっくり!洗ってくれることになりました。
この頃はずいぶん髪を伸ばしていたのもあって、ちょうどウエストの少し上あたりだったのあって大変助かりました。
久々の洗髪はすごくスッキリして気持ちが良かった記憶があります。あの時の看護師さんありがとうございました!!
時々入院生活の不自由さを医療従事者の方へぶつけてスッキリしようとしてしまう人も多いですが、どうせなら感謝ができる方法にしておきたいですよね。
そうそう。感謝と言えば、同じ病室だった孫がいてもおかしくなさそうな年配の女性がいました。
ずっと田舎町からわざわざ入院してきているようでした。
定期的に入院が必要な病気らしく…
物腰が柔らかく、気遣いができる人でした。
時間がゆっくりと流れる入院生活なのもあって色々な話を聴かせてもらいました。
結婚して苦労した話だったり、この病院に来るようになった経緯など。その話を聞きつつ、自分に足りないものが見えたような気がしました。
当然1日の大半を一緒に過ごしていたとはいえ、短い入院生活のほんのひと時一緒に過ごしていただけ。
その人の全てなんて分かるわけはありませんが、私が見失いかけていた生き方戦略を考えるきっかけになりました。
生き方戦略ってなんぞやって思うかもしれませんね。
私達は、今人とどのようにコミュニケーションを取るか。どうふるまうかは幼少期から培われてきた経験の賜。
時代背景も当然影響はありますが、分かりやすく言うと自分がどうふるまったら良い結果が得られるかというような物です。
もしくは、自分を守るすべといったらいいでしょうか?
現実逃避が癖になっている人や、トラブルが起きたときに怒鳴ったり、ごり押ししてくる人なんかは今までそれで上手くいってきたというある意味経験値が蓄積されてしまった結果。
いつも同じパターンを繰り返すという物です。
あなたは何か自分の思い当たる生き方戦略はありますか?
人は今までと同じようにいかなくなった時が学ぶチャンス。
よかったら一時自分を振返ってみてください。
そうそう。この方は私より早く退院したのですが、お世話になったお礼にとわざわざ娘さんに唐揚げを買ってきてもらって私への差し入れにしてくれました。
ご本人は食欲旺盛なおばあちゃんタイプではなかったのに…
きっと若い人は病院食では物足りないなど考えてくれたのかな?と思いました。
相手の立場に立って考える。
とっても大切な事ですね。こちらも勉強になりました。
そして、たまに唐揚げを食べるときにほんのひと時学びを獲れた経験として思い出したりします。
感謝と相手の立場に立って考えるという当たり前だけど大切な事。
さてさて、これからどうなることかな?!
この物語は長くなるので小分けにして投稿したいと思います♪
どんなに今順調な人も、人生何があるか分かりません一件辛そうに見える経験でも、起きた出来事から何を学び取るか?!
それを日々の楽しみにして過ごしています。
それが、私のポジティブでいられる源です。
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