ちょっと餅まきについて語らせて欲しい

保活全然関係ないんだけど、餅まきについては語らせて欲しい。
私餅まき大好き。個人で家を建ててる人の餅まきは見たことないんだけど、父の実家が氏子してる神社の秋祭りで毎年餅まきがあって。
各地区(太鼓台)の総代表と副代表の2名ずつが台に登って餅を巻くの。総勢16人くらい。
子どもの頃に行ってたから、なんとしてでも餅が欲しくて前の方に詰め掛けてた。
しかし投げる方は投手としてテンション上がってるから、そりゃもう投げる。球団のスカウトでも来てんのかってくらい投げる。
(ある年は餅が硬くて、すごいデンジャラスだった。死人が出てもおかしくない。餅まきを越して投石と言っても過言では無かった。)
結果として台から遠くで見物してる付き添いの大人の方が沢山拾ってたり。

餅まきは詰め掛けてはならない。遠くで斜に構えて「まあせっかくの行事だから参加してるだけで」くらいにクールにしてる方が獲れる。

33年(餅まき当日)生きてきた餅まき攻略論を夫に伝え、夫に0歳を背負わせて参加した餅まき。
いやー、、、大ハッスルしましたね。
無理でしょ、だって餅だよ。しかも餅だけじゃなくてお菓子まで。それが飛んでるんだよ?
斜に構えるつもりだったけど、当日出かけ間際にポケットにエコバッグ入れちゃったもん。
斜に構えるとか、なに。
真っ向勝負の猪突猛進。餅まきにはそういうハングリー精神が必要である。

夫と娘のことを忘れて餅もお菓子も掴んだ。エコバッグに入れるほどじゃなかったけど。

餅まきが終わり、ようやく自分が人妻であり母親であることを思い出した。夫はどこだろうと探して近付くとエコバッグが必要になるほどの餅とお菓子を両手に抱えた夫の姿がそこにあった。

なぜそんなに持ってのか、もしや0歳を背中に背負ってあの危険な熱戦に参加していたのかと尋ねると
「いや流石に危ないからここに居たよ。そしたらお年寄りも居るからって神社の人が歩いて配ってたから貰ったし、それ貰った人が『おんぶしてる赤ちゃんに』って分けてくれたりした。まあ多少飛んでもきたし。」

なんてこったい。
質量的にも品格的にもご利益的にも、私と大差をつけて大勝利を収めてやがる。

次に餅まきに参加する機会があれば、次こそクールに構えて品良く参加したいものだ。(多分無理) 

※記憶を辿って書いてるため、多分めっちゃ盛ってます。

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