私母乳頑張ったと認めたいだけの記録。
妊娠前は「私完全(生後3日目から)ミルク育ち。身長170cm。ちょっと性格に癖はあるけど健康体。赤ちゃんが母乳がミルクかなんて、お腹空いた子におにぎりあげるからサンドイッチあげるかの違いでしかない」
妊娠中は「母乳出るなら出るで、でも出ないもんも出すために頑張りたくはないなー。程よく混合で。初乳は頑張ろうかな、でも徐々にミルクにシフトしてってー。そもそも自分の乳首から液体出るらしいことが信じられないから何も言えないなー」
出産直後「授乳室10時か13時のどっちかデビューで良いんですね、はーい。無理そうなら13時の方で伺います」→09:55「よろしくおねがいいたします!!!!」
授乳室「やばい吐きそう吐きそう…気持ち悪い…失神しそう…やだやだ、気持ち悪い…血圧測ってほしい…」(不快性射射乳反射)
マタニティブルーズ中「死にたい。でも死んでる間にこの子が脱水になったらどうしよう。自分で哺乳瓶も待てない子なのに。おっぱいやるしかないのに。死ねない困った。とりあえず飲ませた途端にすんごい喉乾いて枯渇しそう(1ヶ月半続いた不快性射乳反射の口渇感などなど)」
マタブル乳腺炎にて母乳外来通院「1ヶ月健診までにもう一回乳腺炎になったらミルクにします。赤ちゃん可愛いとまだ思えないのに、こんな痛いの頑張れない。」
マタブル復活期「自分の身体から食料出せるとか便利すぎ〜。おむつも一杯置いてあるし、あっお茶とお菓子持ってこよー。今日は一日中リビング行かずに寝室で過ごそーっと!」
そんな流れで、気付けばほぼ完母。
1ヶ月健診の少し前から抱っこ紐の腰ベルトが当たる部分が痛くて、肋間神経痛かなーなんて思ってたら1ヶ月健診の翌日に発疹見つけて帯状疱疹発覚。
皮膚科でもらった抗ウイルス薬が授乳×。
産院に相談したら授乳○の薬を出し直せると言われたけど、頻回授乳に私と乳首が疲れていたから8日間のバカンスのつもりでお休み。搾乳機でしゅこしゅこ。気分はホルスタインかジャージー牛。メスでよかった。オスなら畜産。
8日間のミルク生活、最初の頃だけ良かったな。
寝てくれるし、搾乳いっぱいいけるし。
でも夜も身体起こして目ぇ開けて、魔法瓶のお湯やら水やら開けて薄暗い中でミルク作って、手持ちの哺乳瓶3本目を使い切ったらすぐに洗って消毒液に漬けて次の授乳に間に合うようにして…飲ませた分の搾乳して…眠い…
ミルクはお金かかるし手間もかかるし手間がかかるし手間がすごい。
その点おっぱいは良いね、ぺろーんと出してアムッと咥えさせて、そのままゴロンと横になればそのうち寝落ちした子は自然と離れていくし。そのまま私も二度寝三度寝。
「早く母乳再開したいな」とヤクが抜けるのを待ってたけど、内服最終日には搾乳20ml未満/3時間、圧痛。
満を持して直母再開したら、切れる、白斑、再び乳腺炎、高熱、激痛、吸わせてない時間も周期的に起きる激痛、実家帰省中で痛みで突如座り込んだ時に他人からの反応があるかもストレス、「そんなに母乳にこだわらなくても良いじゃん」と言われるのもストレス。
ミルクにするって決めたところで、今痛くて仕方ない乳腺炎がすぐに治るわけじゃないんだよ!
産後の「さあ母乳育児がはっじまーーるよーー!!」の亀裂も痛かったけど、こんなにフルコンボで色々襲ってくるとは。
乳腺炎を治すために吸わせる→ミルクも併用してるけど治療として吸わせる→徐々に母乳が復活して傷も治ってくる→寝る前1度のミルク以外はまた完母に復活→多分寝る前のミルクももう要らないんだろうなと思いつつ、寝る前くらいしっかり満腹になりなの気持ちでずっと継続。
それから、相変わらず授乳リズムなんかつかないまま8ヶ月。吸いたい時に吸わせる。
お腹空いてないだろうけど泣いてるのに付き合いきれずに吸わせる。
歯が生えても吸わせる。
時々噛まれたら下着で隠して「あーあ、乳首さんそんなことする子と仲良く出来ないってバイバイしてったよ。バイバーイ」と乳首の気持ちを代弁。いやいや代弁っていうか、私自身だし。
私自身だけど「私は良いんだけどぉ、乳首さんがぁー」と責任転嫁。私は怒ってないんだけどぉ。
風呂に入れば子どもに引っ張られる。すんごい伸びる。脅威の伸びっぷり。吸われながら首振られる時なんかバンジージャンプのゴムみたいになってんの。「妊娠出産にあたり、子宮は○○○倍にも伸縮します。そのような臓器は子宮だけです」って聞いてたけど、乳首もノミネートして欲しい。
そんな事をしながら、1週間ほど前に至る。
亀裂もないのに吸われた途端にめっちゃ痛い。
吸わせてしばらくすると落ち着く。
前にも経験あるな…これで母乳外来行ったら詰まりかけって言われて、ケアしてもらって小さな塊出てきたんだったっけ。
常々言い続けてた「次トラブルが起きたらミルクにする」の、次が来たんだなと。
自分の中の「次こそ」を何度も延長してきたけど、今度こそ本当に最後。
私の場合は、授乳中に出てるらしいオキシトシンの多幸感という恩恵を全く受けてなかったから、心理的に辞めやすかった。
人によっては凄く幸福な気持ちを味わえたり、授乳中は子どもに対して慈しむような気持ちになれたりするらしい。
私もそういう知識はあったものの、知識だけが先行しちゃって「そんな気持ちを味わうことを楽しみにしてたのに…」っていう残念さが大きかったな。
あとは、娘は本当に口先も味覚も敏感じゃないらしくて、母乳へのこだわりもミルクへの拒否も無いのが切り替えやすかった。
添い乳で寝落ち出来ないのだけはお子の不利益かもしれないけど。
長々描いたけど、これにて私の母乳育児終わり。
昨晩試しに吸わせてみたら、吸いついた途端に見事に噛まれたから踏ん切りついた。
未練なく切り替えられたけど、それ以上に「私、ちゃんと頑張れた」って自分を認めたくて振り返ってみた。振り返りながら、忘れてた色々を思い出せた。私ちゃんと頑張ったな。
第二子に恵まれた時、今回くらいの不快性射乳反射が起きたら退院時に母乳止める薬出してもらう予定。
あんな気分不快に陥りながら娘と新生児を抱えた生活は出来ない。
そんなわけで、私の乳首お疲れ様でした!
(いつまで伸びるつもりですか?)
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