4.お洋服の種類〜ロリィタとゴシック〜
これからお洋服を手に入れよう、もしくは、手に入れた、という方はもうご存知かと思いますが、まだ種類もよくわからない、という方に向けて、簡単にご紹介しようと思います。
ご存知の方は飛ばしてくださって大丈夫です。
まず、お洋服の種類をざっくりと分ければ、ロリィタファッションと、ゴシックファッションがあります。
ロリィタファッションとは・・・過剰に装飾の施された、お嬢様、お姫様のような少女的ファッションです。ロリィタファッションの中にもいくつか種類があります。代表的なものを紹介します。
・甘ロリ
ピンク、サックスブルーなどの甘い色合いで、キャンディやぬいぐるみなどの少女らしいモチーフが好まれている少女趣味的デザインのロリィタです。
もっとポップな装飾を過剰にして極めるとデコロリと呼ばれる装いになります。
・クラシカルロリィタ(クラロリ)
ヨーロピアンな要素を採用したデザインで、膝下丈や足首丈のものが多いです。甘ロリに比べると落ち着いた雰囲気になります。貴族のお嬢様のような感じになります。装飾も細やかで繊細なものが多いです。
・和ロリ
和風のロリィタです。着物のような袖や衿を採用しつつ、造りはあくまでロリィタなので、裾は大きく膨らみフリルやレースもついています。
ゴシックファッションとは・・・黒や臙脂、ネイビーなどを基調としたヨーロッパ貴族のようなデザインです。大きな特徴としては、「ダークで、退廃美」ということです。吸血鬼や魔女などのハロウィンな雰囲気を想像していただけるとわかりやすいと思います。十字架や赤い薔薇、髑髏や蜘蛛などのモチーフが好まれます。
さて、ロリィタとゴシックを掛け合わせたファッションもあります。それがゴシックロリィタ、通称ゴスロリです。
甘さとダークさを融合させたデザインで、形はロリィタですがゴシックなモチーフをふんだんに盛り込んだ感じになっています。例としてイラストを載せていますが、これはほんの一部で一番シンプルな場合だと思います。実際はもっと多様なデザインがありますので、実際にご自分の目で確かめてみてくださいね。
※単なる黒いロリィタ、黒ロリと混同しやすいので注意!
※ややこしいのですが、ロリィタやゴシックファッションの総称として、「ゴシックアンドロリィタ」、縮めて「ゴスロリ」と呼ぶのが主流となっています。
ゴシックなロリィタも「ゴスロリ」なのに? と思いますよね。わたしも思います。ややこしいですよね。
当ブログでも、ロリィタやゴシックファッションを「ゴスロリ」と総称して使っております。(毎回、「ロリィタとゴシックファッションは~」「ゴシックアンドロリィタは~」と記載するとくどくなるためです。ご了承ください)
勘違いされやすいもの・・・
・メイド服
似ているようで全く違います。ロリィタやゴシックファッションは基本的にお姫様や貴族風の装いです。決して使用人にはなれません。
(フリルエプロンを採用したり、メイド風のテイストに作られたものもありますが、決して「メイド服」ではありません)
・森系ファッション
レーシーでガーリーでロマンチックなデザインですが、これも違います。クラロリの中にはカントリーなデザインのものもありますが、「華やかさ」「服の世界観」に重きを置かれていないので、比べてみると全く違うことがわかると思います。
ジャンルをきちんと理解することは、同じファッションを嗜む方々にはとても好まれますが、大切なのは自分らしくファッションを楽しむことです。
私は普段クラシカルロリィタを好んで着ますが、アクセントのためにゴシックなペンダントを身に着けたり、黒レースのカーディガンを合わせてみたりなど、別ジャンルのアイテムを敢えて取り入れることもあります。
その装いをより完成させるものになれば、時にはそういった遊び心もあっていいと思います。慣れてきたら、色々とチャレンジしてみてくださいね。
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