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苦手意識

こんにちは、月曜日です。

先日、国立科学博物館で開催中だった『昆虫MANIAC』という特別展に行ってきました。
わたくし小さい頃から科博が大好きでして、幼稚園の頃から毎年夏休みは毎日『サイエンススクエア』に行っていました。
小学生の時の自由研究もサイエンススクエアに助けられていました。
元素とか、素粒子とか、、当時はヒッグス粒子が発見された時だったので、自分の中で特に盛り上がりを見せていました。将来はこういうのを学んで研究する人間になるんだ、私は『リケジョ』になるんだ、と思っていました。家でも毎日霧箱のお世話をしていましたし、本気で自分もいつか何か発見するんだと意気込んでいました。

しかし、その時は突然やってきました。
数学で赤点を取ったのです。忘れもしない。中2の二学期の中間テスト。あまりにも早い段階すぎる。一次関数。xが理解出来ませんでした。
あ~あ。私の将来の選択肢はいま自分が狭めたんだ。涙が止まらなかったのを覚えています。今に至るまで根強く残っている「数学が苦手だ、出来ないんだ」という意識が生まれた瞬間です。

この意識が今でも決断の邪魔をする。
いま夢中になれているものでも、ここからいつか、なにか、どこかで自分でその選択肢を狭めてしまう瞬間が来てしまうのではないかと。

だからこそ、今回の特別展『昆虫MANIAC』はすごく楽しかった。
愛情とこだわりと好きが詰まった展示物と紹介文。
良かった~~~~~~~~~~~~~~~~~~!

昆虫って、正直好き嫌いが分かれるじゃないですか。(私は基本的に大好きです。ムシキングで育っているので。そしてポポが初恋なので。)
でも、それを好きで好きで、研究して、突き詰めて、そしてその情報を我々に提供していただける。あまりにもすごい!!!!!愉しい!!!

あと良いなって思ったのは、今回の昆虫博士5人にもそれぞれ苦手な昆虫がいたこと、そして今ではその意識は無くなっている、だったり、最早かわいいと思っている、だったり、関わっていく中で変化した心情を赤裸々に書いてあったこと。
そりゃ全部が全部好きだろうとは思ってなかったけど、驚いたし、ちょっと気持ちが晴れたし希望が持てた。

あと、標本たちが本当に素晴らしかった。
(特別展ですので詳細を語れないこと、何卒ご容赦くださいませ。)

研究者にはなれなかったけど、数学で赤点取ったけど、リケジョにはなれなかったけど、好きなものは好きだし、気になるものは全部知りたい!

苦手意識は、踏み出す勇気に邪魔をしてくるかもしれないけど、
別に興味を狭める要因ではないもんね。

科博の帰りに発見
激闘の末、海苔の勝利?

では、また。

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