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かさぶたのはなし

かさぶたを剥がそうとするとき、わくわくする人間です。

まだ皮膚が完全にできあがっていないことがほとんどなので、
剥がしたあとに必ず後悔するのですが、剥がさずにはいられません。

本来なら、自然に剥がれるのを待った方がいいのでしょうが、つい気になっていじってしまうのです。

たまに、かさぶたの方から「もう剥がしてもいいよ?」と言わんばかりに、ちみっと自然に剥がれてきていることないですか。

そうなったら「あ、もういいんですか?では失礼して……」と遠慮なく爪を立ててカリカリしてしまいます。

でも半分くらい剥がしたところで、皮膚の下の組織がこんにちはすることが多いです。

「話が違うじゃないか!」と思うのですが、完全に信じきった私にも罪はあります。

後にも引けないので、そういうときは、えいやと全部剥がします。


先日、背中のほくろをかさぶたと間違えてガリっとしてしまったときは、さすがに気をつけようと思いました。

「何やってんのー!」と叫ぶ母の声を聞きながら痛みに耐え、今回は何もしないと誓いました。

その後、剥がしたい、でもまだ柔らかいからいじらないぞ……と我慢した結果、自然に傷は治りましたが、一回り大きいほくろができました。


大人になっても度々かさぶたができること自体、気をつけないといけませんね。ケガには注意します……。




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