10週打ち切り
TRPGは、再現性の高いゲームだと、言われて久しいのですが、今のところさにあらず。
現状感じたところを炎上覚悟で言うなら、子供のホラ話そこそこの一言か?
何が言いたいかと言えば、TRPGの鬼門だと思われる方向が、昭和の終わり頃から令和開始何年後かぐらいのアレ、某週刊少年ジャンプのバトル物という方角だと思うのです。
具体的に言えば、バトルフィールドをガンガン飛び回り、気やら生体ビームをバリバリ撃ちまくる、特に飛び回るという部分をどう表現するの?
戦闘システムのどうこうを言うが良くないというのなら、これはどうだ?
中ボスorラスボス級の敵と戦って、主人公やその仲間が死んでしまうほどのダメージを受けても、立って戦い続けるってどうよ?
それをTRPG的に記述するなら、敵性NPCと闘って、PC達の誰かが死亡確定的ダメージもらってHPゼロやら、死亡判定で死亡の目が出る様な状況後、更にHP満額にあたるほどのダメージをもらってもPC達は倒れない。
ゲームマスターから観れば、君らのキャラ、HPはマイナスいくらまでいった?HP最大10のキャラが、もうマイナスの40入ってるよね?もうこれ以上ないぐらい、もうちょっと言うと4回か5回ぐらい死んでるんだけど・・・。
ん~、どこかではびこる困ったプレイヤーか!
でもジヤンプキャラは、この程度ではへこたれへん!
いやいや、ジヤンプって、システムもワールドもTRPGとは全く別物だからね。
少々笑いにくい笑い話はともかく、TRPGで、この、なんだか死ぬほどのダメージをもらっても立ち上がってくるキャラ、一見TRPGとは真っ向から矛盾するこの状況、HPマイナスぶっちぎりの死亡判定数回分のこの状況よ!
TRPGの再現性とやらよ、どう表現するの?
さて、そもそもバトルコミック的にしぶとく立ち上がる人々って、なぜ立ち上がってくる?
ど根性?
負けられない想い?
言ってしまえば、トンデモ精神論?
石を投げるのはもう少々お待ちを。
昔々昭和も終わりに近い頃、ギリシャ神話をモチーフに、神様の元につい神話上のあれやこれやをモデルにした鎧を装備し戦うアレがありました。
それを例にすると、棒女神様のためなら、どんなヒドいダメージを受けても、何とか立ち上がり戦闘継続してみたり。
平成なら平成で、死んだ人々の魂管理のため卍解するあの人達、主人公は仲間のために死亡相当のダメージを受け手も立ち上がり(以下略)
令和でもそのあたりはちゃんと存在して、某人間を捕らえる食人鬼の団体と戦うポン刀抜刀集団のあれとか。
結構くどくどジヤンプキャラのしぶとさを語ったので、TRPGとは水油な存在とおわかりいただけたことと 思う。
でもあえて言うなら、こんなTRPGのルール外の所のタフキャラを、どうTRPGに持ってくる?
をいをい、TRPGは再現性が高いのだろ?そう煽る人もいるかもしれない。どうするTRPG!
一つ、システムもクソもないアイディアだけならお一つ。
キャラの持つ矜持信念約束その他、倒れることができない精神的なあれやこれをヒットポイントにする。
また訳のわからないことを持ち出して来た、そう考えたアナタ、アナタはタブン正しい。
現実チックなリアルをポイッすると、主人公etcがバトルで倒れるのは、敵性NPCから倒れるにふさわしい理由を突かれて心の支えがオジャンになったときとすれば、
例えば、
お仕えしていた神様のために負けられない→神消滅or神に見捨てられた
友との約束→その友が敵性NPCに
強固な矜持→へし折られ
そういった心の支え的な何かがなくなり、ついでに表向きのHPがなくなってしまえば、そのキャラにはなんの遠慮もなくご退場願えるのではないかと。
あ、さて、某集英社少年週刊誌の倒れない主人公さん達をTRPG出来ない物かと、無責任な考えを垂れ流してきました、が、実際これを形にしようとすると、すっげぇ難しい。
これを書き殴っている本人の脳内で、どーすればいいのか考えたんですよ、
この精神的ささえ的な要素を、どうダメージ用のデータに落とし込む?
なんだか主人公的PCに重要NPCやら、とってつけた様な伏線etcetcの後出し設定がぼこぼこ沸いてきそうで嫌だなぁ。
神様の様な超上位存在とトラブルというのも、PCをそこまでダメ人間にして大丈夫か?(神は我を見放したということね)
矜持をへし折るにしても、敵性NPC側からではムリがあるしなぁ、
キャラクターの精神的な支え的何かをヒットポイントの代用にする、というのは、概念的すぎるというか、形而上のの見本と言える事象をシステム化するなんて、当人の様な凡人には、どーにもなんない。
誰かTRPGのデザイン的天才の人に、丸投げしたくなった。ところで終わる。