ぷれみあむ人類


 大きな声では言えませんが、TRPGってやつぁ、大人の紳士淑女の中で燻っている厨二の心をちくちく刺激してくる奇妙な儀式のようなものでございまして、いや、儀式といっても、公序良俗を逸脱する行為ではありません・・・タブン。
 回りくどい言い回しはともかく、TRPGの何が紳士淑女の厨二心をツッツキまくるのか?
 それは、人の心にその他大勢とは違う、なんだか特別な存在なんだと思わせるプレミア感というかそんな感じの優越感ではないのかな?
 んでは、TRPGで容易く行える人以外、しかもちょっとプレミア付いた何者かになる手段としては,人以外の種族というキャラクターを作れば、そんな気分の一端を味われるのでは?
 この2000年代日本、というか、ジャパンアニメやコミックが氾濫している国地域で定番中の定番異種族エルフ、人ではあり得ない超超長寿と、魔法に対する親和性!
 定番といえば、ドワーフという存在もあります。なんといってもタフな身体と超腕力、そんな身体能力で人間では扱えない武器を振り回すとか、うん、やってみたいときもある。
 定番以外にも、ケモナー大好き獣人、イヌネコウサギなんでもござれ、とか、
 一見利点がわからない、「体は小さいけど!心は冒険者!」の、あの種族、ホビットとは・・・、言えないw、ハーフリング?ハーフフット?目標が小さいと当たりにくいんですwワールドによりますが、ひたすら幸運な奴らだったりもします。&魔法耐性が強かったり特殊な特徴もろもろ。
 このあたりの人類にはない特徴が、TRPG上で人には存在しないプレミアム的な要素。
 一方、ファンタジーTRPGやっているユーザーの人気の大小はともかく、種族「人」って評価は・・・普通。
 人類見たければ、鏡を見ろ。周囲には腐るほどいます。
 話を戻そう、TRPGゲーマーによっては、人類の平凡っぽいところを良しとせず、人類万歳!人類こそがスペシャルプレミアムな種族なんだぞ、そう声を大にして言いたい人も多いのではないか?
 そこでふと奇妙な発想が脳によぎる。
 TRPGにおいて、人類がエルフやドワーフに匹敵するプレミアムな種族キャラになるには、どうすればいい?
 という訳で、つい最近の先人の知恵を少々拝借しまして、ここに一つナーロッパなるものをでっちあげまして.
 ちょっとだけ何のことかを説明しますと、「日本には小説家になろう」というWEBサイトがございまして、そこには日本が何となく共通認識を寄せ集めて作った中世西洋風ファンタジーな世界観がございまして、実例を挙げれば、ファイナルファンタジーやらドラゴンクエストのような世界観を想像していただければ、大体OKです。
 なんでこんな代物を持ってきたかといえば、このナーロッパなる世界観、作者の都合でどんな世界観を設定してもいいのです。(まぁ大体が主人公にのみ忖度する世界となっておりますが。)
 で、今回ご用意するナーロッパ、どんな世界かといえば、世界を制覇した知的生命を人間ではなく、ウサギが進化して人っぽく二足歩行して前足が少々器用になった生命体!名付けて「ウーサー」とでもしておきましょう。
 こいつらウーサー、どれほどのスペックがあるかというと、知力身体能力は人間様の8割がいいところで、平均寿命も人間より短め。
 この一見パッとしないウーサー達ですが、なんといってもモノスゴイのが繁殖力!
 今回設定したナーロッパ世界を制覇した要因が繁殖力ということで、気が付いたら、このナーロッパの知性体の8割をこのウーサーどもに占めてもらいましょう。残りをさらに半分にした割合を占めるのを人間様にして(5%から10%か?)エルフとかドワーフその他もろもろの種族を残りで分けあってもらいましょう。
 まーこのウーサーどもの数少ない取り柄の一つに、すっごい繁殖力というのをつけておきましょう。
 現実世界のウサギは、年に6~8回、一回に4匹から10匹生まれるそうで・・・ちょっと遠慮してもらって、4か月に数人ぐらいに仮設定しましょう。
 本来エルフやドワーフが、人の繁殖力にあきれて人間種族に対し
「人類ども、しょっちゅうズッコンバンコンしまくって増えすぎ!」
など人類に嫌味を言う状況なのですが、今回設定したナーロッパでは、人類がウーサーどもに対し、
「ウーサーども、しょっちゅうズッコンバンコンしまくって増えすぎ!」
 なんて思うところでしょう。
 本来人間がエルフやドワーフから言われた文句の一つなのでですが、そう、このナーロッパでは、絶倫節操なしの代名詞をウーサーが負うこととなります。
 そんでもって、地震魔族飢饉戦争疫病etcがこのナーロッパを席巻して、ン割の人口が減少というようなことがあっても、ウーサーは負けない!この驚異の繁殖力をもって生き残ったぁ!
 も一つ、ウーサー達の何とも言えないポテンシャルについて、才能ある人を持ち上げる言葉に「1,000人に一人の天才」とか「10万人に一人の天才」とか、人口が他種族の10倍やらそれ以上だと、どんだけ天才が出るんだろう?
 余談はさておき、文明もいい具合に進み、西洋暗黒時代も乗り切り、もう、民主主義やら資本主義をやらかしまくり・・・。
 この仮設ナーロッパの某ヨーロッパイギリスあたりで、「竜と地下迷宮」というオタ相手の奇妙なテーブルゲームが、登場するでしょう。
 さて、件のゲーム「竜と地下迷宮」では、自分自身のアバターを用意し、それをどうこうするというゲームなのですが、当文明の主ウーサーどもは思った、「自分自身とは少々かけ離れた存在で竜と迷宮を遊んでもいいんじゃないか?」
ウーサー以外の何かって…。
ウーサーどもは思います、世の伝説にはなんだかこのゲームに流用できそうな伝説の人型(ややこしい)が色々出てきます。
例えば、エルフ、ウーサーより長寿で、魔法とか得意そう
例えば、ドワーフ、ウーサーより丈夫で力持ち、夜目も利きそう。
ハーフリング、ウーサーより小さくて運動性高いっぽい
そして伝説の中でも謎多き種族、人(ヒト)、ウーサーより何もかもちょっとずつ優秀、兼業好きならこの種族。

 いつもなら、TRPGに関わったりそれほど関わっていない何だかを、あーだこーだ突ついてこの文章作成者の浅知恵を足り流すんですが、今回そんなのはナシ、暇な時の脳内をめぐっていた妄想を、纏めて、思考実験やって見ましたという。何だかまとまりのない雑文でしたw。

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