SOと書けどD&とあっても

 アートなオンラインでもなく、超々高レベルモンスターそれも赤い箱段階ではPC抹消宣言な鱗のヤツドラゴンというアレ、ナントカできるのはいつの日か?
 ニッポンでOTKさん達がTRPGなる遊びに気がつき、一丁やってみよう成ると、お手軽に手に入ったソードワールド(以降SOW)これの初版が平成の元年4月、他にもシステムはあるのですが、圧倒的に少なかったり(文庫のTRPGでT&Tというヤツ)、お高かったりするんです(トラベラーなんかの箱販売)。少なくとも、これ書いている人は貧乏人だったので買えなかったし、他手に入るとしたら舶来の日本語訳がない代物とか、その当時に「ムリゲ」という言葉が欲しかった。
 これを書いている2000年の最初のころも、舶来モノTRPGなんてあんまりありませんよ。タブン大人の事情。
 横道から戻ろう。
 当たり前のことの確認から一つ、SOWとか、D&Dで、TRPGのキャラクター作成に切っても切れない要素は、キャラクタークラスというヤツ、なんだかスゴく当たり前すぎて「コイツナニイッテルンダ?」と、今ひとつわかってもらえそうにない気がする。
 比較対象なら、Gurpsというけっこう面倒くさいシステム、ご用意できるならお手元においていただき、「100CPでキャラクターを作ってみましょう」というお題を受けてもらいましょう。面倒くさいので、使うデータはベーシックだけでどうぞ。ルナルはモチロン、妖魔夜行とかはモチロン、サイオニクスやマーシャルアーツなんても無しで、頑張って作ってみましょう。
 意味のわかる方、わっかんない人に、懇々と説明をお願いします。
 手抜くな?ゴメン!
 でわ、ならば、もう少し有名所の例え話を。あの!、エヴァンゲリオン(TV版)の、あの!問題山積みの最終回近くにあったエピソードから、何もない真っ白な空間では、何をしていいかわからなくなる、という逆説的不自由を語っていたあの辺の件。
 GurpsのベーシックとCP100だけで放置され、真っ白空間で困っておいてください(漠然としすぎて何をしていいかわかんないというやつ)、白い空間に罫線やら定点ドットやらあるって事はTRPGキャラ作成でクラスがいくつか設定されているということなんじゃないかな?
 今も昔も、TRPGゲーマーにとって当たり前すぎてイヤンマイッチング(古)なキャラクタークラスという要素、見方表現を変えると、ニッポンTRPG発祥から消えることのないトラウマって言えるのでは?

トラウマついでに、ニッポンTRPGのトラウマ的コンプレックスって言えば・・・。
中世西洋風なんちゃってファンタジーではないんだろうか!

ニッポンTRPGって、どこまで行っても、中世西洋風なんちゃってファンタジーにどっぷりクビまで浸かっている状況。
 方やニッポン以外の国ではオリエンタルやらクールジャパンとか言って、ニッポンダイスキなんですが、TRPG方面では、なぜかヒャッハーされない???
 うーん、この中世西洋風(以下略)トラウマを、別の角度から見ると・・・勘のいい子供の諸君なら、「もしかしてエルフなのでは?」と思いついているかも!
 この文章を書いている2023年の終わりかけ、エルフと言えば!という感じのキャラクター「葬送のフリーレン」様が、オタク界隈を賑わせております。
 このフリーレン様の出現で、美形&ややロリのエルフ人気再燃し始める!・・・最初の発火点はどこよ!と、わっかんない方々、しばらくロードス島に島流しされておいてください。
 そう、エスとかエヌとかイーなんていうアルファベット3文字の団体が編み出したキラーコンテンツエルフですが、その元祖の元祖を紐解くと、D&Dの挿絵のあるようなアメリカイギリス風のあのこってりした感じのエルフ?それより祖先的なのは、あの水木大先生の毛量多めのあのエルフか?
 当方、昭和終わりかけ産の結構ロートルOTKですが、さすがに欧米風味や水木先生テイストエルフではさすがにエルフでも、ん~萌えない。
 そしてエスとかエヌとかイーという団体さんが欧米風こってりエルフを日本風の日本OTK好みのすっきりアレンジにしたら、まんまとニッポンOTKのはぁとをワシに掴んだ様です。
 それにしても日本のクールジャパンの諸々は、中世西洋風(Ry)に負けないバックグラウンドがあるのに、ニッポンTRPGに戦国やら奇伝体の物語群・・・なぜ受けない?一体何が足りないという?
 ここで無茶なアイディアひねり出しを行う、日本にも中世西洋風(もう書かないぞ)のエルフさんに負けないキャラ出現の可能性があるか?
 雪女・・・クールなお姉ぃさんだが熱いところでは死にます。汎用性が!!!
 猫娘・・・初登場で、ゲゲゲの鬼太郎第6期のクオリチーだったらあるいは・・・
 河童・・・スク水装備ならあるいは・・・
 天狗様・・・鼻とくちばしをナントカせねば
 と言うわけで、TRPGの世界設定において日本の文化的側面は勝ち目が薄い(この文章書いている人はそんなことはないと思いたい)
それにしても、ニッポンにも、ちょいと耳を改良すればをすっげえかわいくなる素材があれば(猫耳やエルフ耳、競走馬耳を思い出せ!)、今頃ニッポンのTRPG界もそーゆーキャラに席巻されていたのでは!そんな気がするばかりです。
 あ、あくまで気がするだけです。

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