【銀英伝に学ぶ】ヤン・ウェンリー論をAOE4に落とし込む 敗因分析編【part1】
私は歴史に詳しくないし、ミリオタでもないし分からない事が多いけど
私含めて男の子は「奇襲」「挟撃」「伏兵」とかいう単語見るとテンション上がっちゃうよね。
銀河英雄伝説には、これらの軍事の天才としてヤン・ウェンリーが描かれています。
相手よりも少量の兵力で勝利したり、味方の損害なしで要塞を攻略した姿から英雄、魔術師ヤンなどと呼ばれている人物。
しかし、ヤン本人はこういった戦術の価値を、あるものと比べて相対的に低く評価している言葉を数々残しているのが特徴的だと思っています。
※違う個所があったらほんっとにごめんなさい
ヤンウェンリー
「少数をもって多数を破るのは、一見、華麗ではありますが、用兵の常道から外れており、戦術ではなく奇術の範疇に属するものです」
「戦略の段階で最善をつくしておけば、戦術レベルでの勝利は得やすくなる。私は奇跡を生むとか一部で言われているけど、それは戦術レベルでのこと。
戦略レベルでは奇跡も偶然もおこりっこない。だから戦略こそ、ほんとうに思考する価値があるんだよ」
「我々は戦略的にきわめて不利な立場にあるし、戦術レベルでの勝利が戦略レベルでの敗北をつぐなえないというのは軍事上の常識だ」
「戦術は戦略に従属し、戦略は政治に、政治は経済に従属するというわけさ」
「戦略は正しいから勝つのだが、戦術は勝つから正しいのだ。だから、まっとうな頭脳を持った軍人なら、戦術的勝利によって戦略的劣勢を挽回しようとは思わない」
「戦術で戦略的な優位や劣位は決して覆せない。戦闘が始まってからは戦術が大事だが、戦闘が始まる前の兵站はそれ以上に大切」
「結局、戦略とは戦争全体の勝敗を決めるための基本的な構想とそれを実現するための技術。戦術とは局地的な戦場で勝敗を決するための、いわば応用の技術。状況をつくるのが戦略で、状況を利用するのが戦術だよ」
調べたらめちゃくちゃあった…
作中では戦術の具体的な内容についても語っているシーンがあったり
めちゃくちゃお洒落な言い回しがあったり
第三勢力が絡んできたり、アマプラでお手軽に見れるのでお勧めです!!
脱線したのでまとめると
事が始まったら戦術は大切だけど、
戦術では戦略の敗北を覆すことはできない。
それほど戦略は重要だから思考しなければならない。
AOE4に置き換えると
戦略=即2TC、即3、2R、交易の選択肢
いつ時代3へ移行するか、軍の兵科選択、
上記を遂行するための内政バランスと農民・軍補給も含む
戦術=生産した軍をどう使うか
ハラス・迎撃・攻撃・軍を二つに分ける、各個撃破する
軍の細かい操作(引き打ち、弩砲で投石をスナイプするなど)
※戦術・戦略の区分は私が勝手に当てはめただけなのでココだけの定義
つまり敗因分析は派手な戦闘に目が行きがちだけど、戦略を見たほうがいい
(具体例はpart2で間違った敗因分析を書きます。)
文章のみでイメージの共有は難しいですが、例として
ゲーム時間10分頃で、相手が時代3の軍平が出始めているのに、時代2の弓槍騎乗兵を永遠に作り続けて時代進化しない(=戦略的なミス
仮に数の暴力によりTCへ攻撃をしかけ一時的な戦術レベルの勝利を得て優勢と思いTCへ張り付くが、居座り続けることが出来ずに、カウンターをもらい相手の装甲の高い軍平がTCに居座ることになり、敗北した経験はほぼ皆さんあるのではないでしょうか?
戦略的なミスにより戦術的な勝利を得てもゲームには勝てない良い例だと思います。