旅記事:下関市豊田町をドライブ
2023年10月7日、曇り空、時々小さな雨という空模様でしたが、三連休初日。暑くもなく寒くもなく、絶好のお出かけ日和でした。
山口県下関市と言えば「源平壇ノ浦の戦い」「明治維新のきっかけとなった下関戦争」「宮本武蔵と佐々木小次郎の闘いが行われた巌流島」など、日本の転換期にたびたび舞台となった土地です。
また観光地としても有名で、「赤間神宮」「唐戸市場」「船島(巌流島)」「水族館 海響館」「角島」「川棚温泉」など数々の有名スポットがあります。
今回はそんな有名スポットから少し離れた『隠れスポットの町』下関市豊田町をドライブしてきましたので、ご紹介していきたいと思います。
山口県下関市豊田町
交通手段
高速道路(山陽自動車道)美祢西ICで降りて、435号線を豊田方面(西)へ約40分走行すると到着します。道路は常時(上下の)2車線で、交通量も少なく、とても走りやすいコースになっていますので、私のように運転に自信のない方でも安心、気持ちよくドライブを楽しめます。
最初に訪れたのは、「豊田農業公園みのりの丘」です。
カーナビに名称を入力すると表示されました。ナビの案内で車を走らせると、上絵の風景が目に飛び込んできて、思わず車を停めて写真を撮りました。丘の上に4棟のログハウスがありました。この道への入口にも「豊田農業公園みのりの丘」という標識がありましたので、迷いませんでした。
丘の上では、広場と建物(屋根付きのテーブルとイス、トイレなど)施設があり、ちょっとした遊技機もありました。
訪れた日は、ドローンフェスティバルが開催されており、多くの出店やキッチンカーが並び、来場者が多数いらっしゃいましたので、風景写真の掲載は控えさせて頂きます。(とは言うものの、今回この豊田町を訪れたきっかけの一つは、このドローンフェスティバルです。展示しているドローンを見学しました。)
その後、施設全体を見て回りました。
広場から道を挟んで向かい側には、地元で採れた新鮮なお野菜やお米などを販売する直売所、併設して食事の提供があります。
その他、最初の写真で見たログハウス4棟の宿泊や(そば打ち、豆腐作り、いちご狩り、梨狩り)などの体験もできるそうです。
詳しくは、「豊田農業公園みのりの丘」ホームページ
下関市豊田農業公園 みのりの丘 (toyota-minori.jp)
次に向かった先は、「一の俣桜公園の蒼霧鯉池」です。
場所は、最初の豊田農業公園みのりの丘から車で約10分程(北)へ走らせた道沿いにありました。地図は、最初にご紹介した豊田農業公園みのりの丘の地図でご確認下さい。
カーナビで「一の俣桜公園」を入力しても表示されませんでした。
よって、「一の俣温泉観光ホテル」または「一の俣温泉グランドホテル」でナビを設定し、そこから更に5分程度先に進むと、目的地「一の俣桜公園」が見えてきます。
あるいは、一の俣温泉で日帰り温泉を堪能してから、一の俣桜公園に行かれても良いかと思います。
一の俣温泉から更に北上を続け約5分で、「一の俣桜公園」の看板が見えてきます。道路は山道ですから、部分的に狭い箇所もありますが、対向車とすれ違うことが可能な程の道幅はありますので、ご安心下さい。
また、道中には、一の俣桜公園を示す小さな標識もありました。
入り口前には、(舗装はされていない)小スペースがあり、車10台程度駐車できる感じでした。
入り口を歩いて下るとすぐに広場があり、「蒼霧鯉池」が見えてきました。
「蒼霧鯉池」
「蒼」光の当たり加減によって水面が蒼く染まり
「霧」寒い時期に条件が揃えば薄い霧が立ち上り
「鯉」鯉がたくさん泳ぐ
そんな神秘的な池なのだそうです。
私が訪れた日は、あいにくとその様な光景は見られませんでしたが、
枯れて白くなった水没林がそびえ立ち、それが水面に映り、池の手前ではたくさんの鯉やメダカが泳いでいて、幻想的な風景に思い、シャッターを切りました。
この公園は、無人の野菜販売、自動販売機、有料(100円)の鯉の餌販売が設置されているのみで、管理人等の人はいません。また、公衆トイレもありません。スマホのアンテナも1本も立ちませんでしたので、ご注意下さい。
ですが、最近では、「インスタ映えする隠れスポット」として人気急上昇中なのだそうです。この日も私以外に、女性同士の2組が訪れてシャッターを押していました。
次回もう一度、冬の寒い時期(霧の発生する時期)を狙って来てみたいと思いました。それに併せて、地元観光協会等にドローン飛行の申し出中承認待ちです。
次に向かった先は、豊田町の道の駅「蛍街道 西ノ市」です。
カーナビで設定可能です。位置的には、最初にご紹介した「豊田農業公園みのりの丘」から南側へ車で5分程度です。
特徴は何といっても上の写真のように、古い武家屋敷を思わせる建物でしょう。お城好きの私にとってはワクワクする場所です。
中に入ると中央に機関車が展示していました。明治時代に輸入され活躍した機関車なのだそうです。興味のある方は、下関にまつわる鉄道の写真が展示されていましたので、見に訪れてはいかがでしょうか。
機関車を過ぎて奥には、温泉がありました。
私は入りませんでしたが、割と多くの方が出入りしていました。
その他、山口県や下関、北九州の名産品の販売店や、レストランがありました。
道の駅「蛍街道 西ノ市」内のレストランで、遅めの昼食をいただきました。いろいろなメニューがある中、私は、「河豚の唐揚げと鯨の竜田揚げの定食」を選択しました。
下関と言えば、だれもが知っている「河豚(ふぐ)」ですよね。この地方では、「河豚(ふぐ)」は、濁らずに「ふく」と呼びます。「幸福の福」と掛けて呼んでいます。また、鯨も名産の一つで、子供の頃の給食には、鯨の竜田揚げがよく出ていました。
河豚の唐揚げは、身がしっかりと付いていてホクホクして美味しかったです。鯨の竜田揚げは、見かけによらずお肉がとても柔らかく鯨の風味を感じ懐かしい味でした。
レストランの営業時間は、11時~15時です。
以上で、今回の下関市豊田町ドライブの旅は終了です。
有名な観光地も良いですが、たまには、本当の骨休めとして、のんびりドライブ旅行をされてみてはいかがでしょうか。
最後に、今回ご紹介した豊田町は、「蛍(ホタル)の町」としても有名な場所で、道の駅「蛍街道 西ノ市」のすぐ隣に「蛍ミュージアム」があります。
最近では、山口県の田舎の方に住んでいる私でも、野生の蛍を見る事は無くなってきましたが、その蛍の住み良い環境をずっと守り続けてきたのが、この豊田町なのです。夏の前(5月~7月の頃)には、「蛍まつり」を開催しているとのことです。
詳しくは、豊田町環境協会ホームページ
豊田町のことなら - 豊田町観光協会 (toyotacho.com)
では、この辺で。失礼いたします。