旅記事：「日本の地質百選」や「21世紀に残す日本の風景遺産100選」に選ばれた「須佐ホルンフェルス」をドローン空撮の旅
山口県の日本海側に位置する萩市の東部にある「須佐ホルンフェルス」へ、
ドローン空撮を目的とし訪問しました。
午前中は曇り空でしたが、昼から青空が広がり、風も穏やかで気温も２０度を超え、絶好のドライブ日和となりました。
まずは、場所の情報からお伝えします。
住所は、山口県萩市須佐高山北海岸。近くに駐車場があります。
私は山口県の瀬戸内側（南側）から車で向かいましたので、その道順で説明します。国道２号線を周南市へ向けて走り、国道３１５号線へ鹿野方面へ向かいます。周南市警察署の前を通過し、後はずっと国道３１５号線を北へ向けて走ると、萩市に入ります。
萩市に入ると、そこからは「須佐ホルンフェルス」の案内板が定期的に設置されていますので安心です。
２号線から３１５号線に入り「須佐ホルンフェルス」まで、車で約２時間３０分。途中で「道の駅：うり坊の郷」に立ち寄り、休憩を入れましたのでその時間を含めると３時間かかりました。道路は常時２車線で交通量も少なく、運転に不慣れな方でも安心して走行が可能です。
ただ、途中、峠越えがあります。スキー場もあったりしますので、冬場は雪が積もる事もあり、雪道の運転に慣れていない方は、行く時期をご検討下さい。
道中ほとんどコンビニなどのお店が無いので、ここでしっかりと休憩を取られることをお勧めします。
案内表示に従って車を走らせると、前方に海が見えてきて、「つわぶきの館」に着きます。ここに駐車します。
「つわぶきの館」では、特産品などの土産物が販売されています。
また、カーナビの目的地設定も、「つわぶきの館」を設定されると良いかと思います。
ここからは徒歩での移動になります。
海岸へ降りる遊歩道が整備されています。ここから歩いて１０分程で到着します。道幅は人が行き交うことが出来ますが、車両は進入禁止になっています。遊歩道は整備されていますが、下の岩場付近になると一部滑りやすい箇所等もある為、運動シューズや普通の靴をご用意下さい。特に女性の方は、ヒールの高い履物は、避けた方がよろしいかと思われます。
岩場まで降り立つと、幾つもの地層が重なった岩のすぐそばまで行くことが出来ます。実際に手を触れて感触を味わってみてください。
ここで、「須佐ホルンフェルス」について少しご説明します。
約1500万年前のマグマの熱の影響を受けて誕生した須佐ホルンフェルス。
海底に堆積した砂泥互層からなる須佐層群に、高温の火成岩体（高山はんれい岩）が貫入し、その熱で変成作用を受けてできたものです。高山はんれい岩の接触部から外側へ向かって、変成鉱物の組成が異なるホルンフェルスが帯状に分布し、温度の違いによる変成過程を連続的に知ることができる点で学術的価値の高い場所です。縞模様が明瞭に残る辺りは、変成温度が低く、もとの須佐層群に近い様相を保っています。
（萩市観光協会公式サイトより抜粋）
https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=1100198
日本海側なので風速が気になっていたのですが、幸い平均風速３ｍ／ｓ、最大３．９ｍ／ｓで、ドローンの飛行には支障ありませんでした。
また、平日だった事もあり他の観光客も居ませんでしたので、安心してドローンの飛行が出来ました。
（事前に萩市へ問い合わせし、周辺一帯、市の条例等によるドローン飛行の禁止エリアに指定されていない事を確認しており、飛行と空撮の御承認を頂いております。）
ドローン空撮を終えて遊歩道を通って駐車場へ向かう途中、きれいな景色がありましたので、スマートフォンにて撮影しました。
帰路につくまえに、食事を摂ることにしました。
駐車場のすぐ近くにペンションがあり、その１階が食堂になっています。
須佐ホルンフェルスの「地層」を眺めながら、ご「馳走」を頂くことが出来ます。１６時頃という中途半端の時間帯でしたが、営業していました。
このような場所でも温かい料理を頂ける事は、とても有り難いことです。
「ホルンフェルス定食」は、サザエの釜めしの定食でした。サザエの釜めしって、珍しいですよね。美味しかったです。
定食以外に、丼類、麺類、カレー、デザートなど、ジュースやコーヒー、アルコール類もメニューに載っていました。
今回の旅は以上です。
山口県萩市は城下町、ここ須佐ホルンフェルス以外にも、世界遺産に登録された「萩反射炉」をはじめ、「萩城下町」、「松下村塾」、「萩城跡」など他にもたくさんの有名な観光スポットがあります。
この記事を読んで頂いた事をきっかけとして、一度、萩の町を散策してみてはいかがでしょうか。
私も（雪が降りだす前に）もう一度萩市を訪れ、「萩市観光協会公式サイト」で紹介されています「紅葉スポット」を回ってみたいと思っています。
（萩市観光協会公式サイト：紅葉スポット）
https://www.hagishi.com/kouyou/
では、この辺で。失礼します。