マガジンのカバー画像

日記

7
他の誰かより物事うまくいってるなんて思ったことはないけれど他の誰よりも都合よく生きている気はしてる
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

#5 たまごっち

#5 たまごっち

『たまごっち』
わたしが生まれた翌年に販売が開始されて一躍大ブームとなったというたまごっち。

わたしが小学生の頃にも再びブームがやってきた。
たまごっち ツーしん という赤外線通信機能が追加され、たまごっち同士でお土産を交換したり交流ができるようになって帰ってきた。
物心ついたときには既にブームが沈静化していたたまごっちは当時小学4年生のわたしたちには目新しく憧れのおもちゃになった。

もっとみる
#4 このご時世に渋りに渋って普通の内科を受診した

#4 このご時世に渋りに渋って普通の内科を受診した

37.0℃に届くか届かないかの微熱が1週間漂い続けている。

そして目を覚ますと突然42℃にまで上がっていた。心配して必死な形相でわたしに駆け寄り肩を揺する母が見えた。「大丈夫だから来ちゃダメ!絶対もう来ないで!」
と強く言い返すと母はワーワー泣いている…

という悪夢を見た。文字通りの悪夢だ。完全にコロナストレスというやつか。

ただ36.8〜37.2℃の微熱が1週間ほど続いているのは事実だ

もっとみる
#3 定期券を返却しただけの話

#3 定期券を返却しただけの話

新型コロナウイルス感染拡大を受け、会社がしばらく閉鎖になった。

完全に自粛モードをきめ込みたいところだったが、会社からの指示で一度しか使うことのなかった4月に通う予定だった会社とは別の仕事現場までの定期券を払い戻ししてもらうために急行の停まる駅まで出向いた。

必要書類を記入し、さすがに客のいない受付に向かうと対応してくださったのは"研修中"のバッジをつけたなんだか初々しい男性だった。

後ろに

もっとみる
#2 お下品なお殿様で蘇るわたしの嫌いな祖父との記憶

#2 お下品なお殿様で蘇るわたしの嫌いな祖父との記憶

わたしの母方の祖父は癇癪持ちだった。

数年前だって許されることではなかったけれど
時効なんてことはないけれど、
機嫌を損ねると怒鳴り散らし物を投げ
酷いときには平気で手をあげてきた

そんな祖父のことを好きだと思ったことは一度もない。
亡くなって3年経った今でも。

皮肉にもわたしにとって唯一"嫌い"に分類される人間かもしれない。

先日この国の代表的なコメディアンである志村けんさんが亡くなられ

もっとみる