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正月気分いつまで?
ー世知辛い世の中
正月気分でいられるのは一体いつまでだろう。調べると、暦上はおおまかに2通りの解釈があるらしい。一つは「大正月」とされる1月7日まで。もう一つは「小正月」とされる1月15日まで。迎春ムードに浸れる時間は結構長い。もっとも、それは正月三が日明けの平日である「仕事始め」がない世界の話。のほほんとしていたいのにそうできない。切ない現実にため息一つ。
大正月と小正月
大正月、小正月は、ともに自分に意識が薄いせいか、あまり耳慣れない。調べると、大正月は一般に正月の門松や松飾りを立てておく元日から1月7日までの「松の内」の期間を指すらしい。
小正月は一年で一番最初の満月(旧暦1月15日)の日をいう。年の始まりの満月はめでたいとし、小正月と呼んで祝ったようだ。地域によっては、この日までを松の内としている。その場合、さらに長く正月気分でいられる。
ただ正月は三が日があっても、小正月にはないようだ。検索に「正月三が日」はヒットするものの、「小正月三が日」は引っかからない。そこはやや腑に落ちない。同じ正月、平等に扱うべきではないか。
小正月は「左義長」という行事があるらしく、無病息災を祈って注連縄などの正月飾りや書き初めを燃やすそうだ。これ以降、正月気分を入れ替えなさいという合図にも受け取れる。
悲しい現実
もっとも、多くの会社員にとっては、大正月や小正月は無縁だ。正月三が日が明けると、すぐに仕事始めとなる。物価高が賃金上昇を上回る中、大正月、小正月まで暦通りに正月気分でいるわけには行かない。左義長に教えられる前に、仕事モードに突入していなければならないのが現実だ。
この世はどうにも世知辛い。
(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材を基にりす作成)
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