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"チョコの宝石箱"
ーバレンタインデーとリンドール
スイスの老舗チョコレートブランド「リンツ(Lindt)」。このブランドの一番人気は、ド派手な包み紙にくるまれている球体のチョコ「リンドール(LINDOR)」だとか。大きさといい、色鮮やかな包み紙といい、まるでスペインの棒付きキャンディ「チュッパチャップス」のようだ。2022年のバレンタインデー(2月14日)ー。奥さんが選んだチョコは、小箱にぎっしり詰まったリンドールだった。
関連リンク(連載「バレンタインデー」シリーズ):「きっかけに一役ーバレンタインデーと姉のチョコ」
一押し
「煌びやかな"チョコの宝石箱"や!」ー。奥さんがそんな感想を狙ったかどうかは知らないが、かのグルメリポーター・彦摩呂ならば、きっとこう言うに違いない。プロでなければ言えない恥ずかしい台詞だ。
チュッパチャップスを思い浮かばされるため、どこかチープにも見えなくないが、小箱が妙に重厚でしっかりした造り。不思議なことに、そんな箱に入っていると、どこか高級で貴重なものに見えてくる。
今年、奥さんの一押しチョコの一つは、淡い桃色の包み紙に入ったさくら&クリーム味のリンドールだという。日本直営店の限定販売らしく、それがどうしても食べたかったらしい。確かに美味しそう。
ところが、奥さんは大失態。ピンクの紙のストロベリー味と勘違いし、お目当てのチョコを買い損ねたそうだ。ただ、奥さんにはままあること。おかげで今年のバレンタインデーも記憶に残ると思えば、それも悪くない。
大企業
リンツは、正しくはリンツ&シュプルングリーというそうだ。1845年に設立した。スイス証券取引所(SIX)に上場し、スイスのチューリッヒ州キルヒベルクに本社を置く。インターネットによると、収益は45億スイス・フラン超(およそ5600億円)という。
デカい。予想をはるかに超える企業規模。
(写真:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の画像を基にりす作成、棒を抜き取ったチュッパチャップスに形が似ているリンドール=同)
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