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肩透かし
ー映画『ブレット・トレイン』
米俳優のブラッド・ピット(ブラピ)と言えば、映画『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992)、『セブン』(1995)、『ファイト・クラブ』(1999)のイメージが個人的に強い。そんな中で勝手に期待を膨らませて『ブレット・トレイン』を見たため、ちょっと肩透かしを喰らった感じ。一方、一緒に行った奥さんは、それほど違和感を感じなかったようだ。こちらの思い入れが強すぎたせいかもしれない。
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ギャップ
『リバー・ランズ・スルー・イット』など3作品は、いずれもリアリティーがあるストーリー。このうち、『セブン』『ファイト・クラブ』は特にダーク、あるいはアンダーグラウンドな感じがして好きだ。
それらに比べて『ブレット・トレイン』はエンターテインメント色が濃く、はるかにポップだ。期待していたブラピ作品とのギャップを感じて幾らか混乱。エンタメとして楽しもうと思い直して見た。
作中に出てきた「モモもん」というキャラクターが印象に残る。2021年夏に開かれた東京五輪の公式マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」にあまりに似すぎ。きっと誰もがそう思うだろう。
ブラピは、8月22日にこの作品のために来日し、東京都内の寺院で「厄除け」を初めて体験。「なんだろう。涙が出そうになった」と感激したようだ。こんな様子を見聞きすると、ブラピファンがますます増えそう。
共感
「裏切られた感はないよ」ー。奥さんはそんな感想。特段、ブラピ作品だからという思い入れなく、フラットに受け入れられたらしい。その割に、エンドロールが流れたとき、苦笑いを浮かべていたように見えたけど。
今年(2022年)58歳のブラピ。見た目が若すぎる。そこは揃って同意見。
(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)
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