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春到来、"拷問部屋"行き
わが家は立地条件が自慢だ。日当たり、風通しともに抜群に良い。そのため、春はとても快適に過ごせる。個人的にわが家で過ごすことだけを考えれば、お気楽・極楽な天国のような部屋。本格的な春の訪れが待ち遠しい。ただ奥さんは別だ。そんな好条件が厄介な問題をもたらす。春のわが家は奥さんにとって、もはや"拷問部屋"だ。
重度の花粉症
奥さんは重度の花粉症だ。春になり、風に運ばれてくる花粉を感じると、目が充血し、涙、鼻水、くしゃみが止まらない。そのくせマスクが嫌いで、毎年、我慢に我慢を重ね、耐えられなくなってようやく、かかりつけの病院に行き、注射を打ってもらう。
WEBメディア「ライフハッカー」は、ダスキンが勧める花粉症に関する対策を紹介した。それによると、室内に入り込んでしまった花粉を減らすには、窓から約1mの範囲を重点的に掃除することが重要という。入り込んだ花粉を効率よく除去できるとか。
具体的に、窓ガラスは窓用ワイパーで花粉を落とし、ブラインドはハンディモップで花粉を取る。さらに、カーテンは定期的に洗濯し、洗濯物は室内干しにするよう勧める。だが、これを一読する限り、"言うは易し、やるは難し"しか思い浮かばない。
風通しの良さを踏まえると、掃除は窓から約1mの範囲で済まないだろうし、奥さんも含めて洗濯物の室内干しは好きではない。そのほかを実践するにしても、かなり手間暇がかかる。花粉症の自覚がありながら、外出するのにマスクさえしない奥さんはこう言うに違いない:
だったら、注射一発で済ますわよ。
平均の1・2倍
NHKによると、早くも11日から東京都内でスギ花粉が飛び始めたとのこと。飛び始めの日時が過去10年の平均と比べて5日早いそうだ。今春、都内に飛ぶ花粉の量は、過去10年の平均の1・2倍とおおむね例年並みの見通しとか。今年も奥さんが耐える春がやって来る。
(写真〈上から順に〉:花粉が舞う部屋で過ごすのは奥さんにとって拷問=TSUTAYA、いよいよ花粉症の季節がやって来る、丹念な掃除に手間暇かけるよりも…=ライフハッカー)
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