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人選に妙あり
サッカー日本代表、メンバー決定
国内選手のモチベーションを引き上げる心憎いメンバー選考だ。「キリンチャレンジカップ2019」を目前に控え、日本サッカー協会(JFA)が14日発表した日本代表メンバーは、海外組、国内組がほぼ半数ずつだった。Jリーグに比べてレベルが高い海外リーグでプレーすることが代表入りへの近道という雰囲気が広がる中、国内でプレーする選手にも代表入りするチャンスをあらためて示したと言える。
世界に通用するにもかかわらず、国内にとどまってプレーし、長く日本代表の"心臓"として活躍した遠藤保仁に次ぐ選手が出てくると、代表メンバーもバラエティーに富んで面白い。応援にもさらに力が入る。
一方、代表選出をきっかけに海外チームから注目される選手が出てくる可能性もある。代表でプレーすることが海外へのステップアップにつながり、そう考えると、勝負と育成を兼ね備えた素晴らしい選び方と評価したい。
キリンチャレンジカップ2019
監督の森保一が率いる"森保ジャパン"は、国内選手13人を含むメンバーで3月後半に開かれる「キリンチャレンジカップ2019」に挑む。南米の強豪チームと対戦し、22日にコロンビア代表、26日にボリビア代表と戦う。
新たなにメンバー入りした国内選手に限れば、まずは森保ジャパンの常連メンバーとの融合が求められそうだ。その上で、こうしたメンバーの一角に割って入る活躍ができれば、今後に向けて大きなチャンスを掴むことになる。
代表メンバー同士の競争が激しくなり、これまで以上に強いサッカー日本代表が見られる。ただ歯痛を抱える奥さんには、こうした事情に関心を寄せる余裕がない。苦悶の表情を浮かべながら即答で一言:
「興味ない!」
サッカーの話題のせいか、文字通り"一蹴"だ。
(写真:日本代表の国際Aマッチ出場数最多記録保持者である遠藤保仁=ゲキサカ、初めて代表選出された国内選手・鈴木武蔵=Legends Stadium、香川真司ら代表メンバー23人が決定=超ワールドサッカー)
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