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サンマの内臓
ー秋の味覚の風変りな楽しみ方
サンマの内臓は美味しいらしい。新鮮なサンマで、しっかり火を通すという条件付きらしいが。魚の内臓と言えば、どうしても苦いイメージがつきまとうので、正直なところ、半信半疑。とはいえ、旨いという声があるのなら、試してみる価値はある。奥さんも興味津々のようだ。秋の味覚・サンマー。今年は一風変わった楽しみ方ができそうだ。
「無胃魚」
インターネットによると、サンマは胃がなく「無胃魚」と呼ばれるという。食べたものを短時間で消化して排泄できるそうだ。日中にプランクトンを食べ、夜は何も食べない。「サンマ漁は夜間に行われるため、獲れたサンマの内臓は空っぽの状態。ほかの魚と比べると苦味がない」とのことだ。
魚の内臓は苦いという印象が濃い。ただ、アンコウの肝などは美味しい。敢えて食べようとした記憶はないが、調べてみると、マダイ、マダラ、ヒラメ、ワラサ、ウマヅラ・ウスバハギ、カレイなども肝を使った料理が楽しめるそうだ。こうなると、先入観を捨ててチャレンジしてみたくなる。
大切なのは、新鮮なサンマを調達できるかだ。見分け方のポイントは3点という。「口先と尾が黄色いもの」「腹が太くてハリがある」「黒目の周りが透明で澄んでいる」。この辺りについては、奥さんの目利き力にすべてがかかる。不安しかない。調理は塩焼きが良いようだ。
RT:🐿「11月、12月に入ってからサンマが獲れるんじゃないかという気はしています。今はまるっきりですね。とにかく少ないです」という。お手頃価格で秋の味覚・サンマを堪能するには、もう少し時間がかかりそうだ。https://t.co/zBHB3qC0ox
— りす=ハードボイルド (@white55fox_tw) October 21, 2021
垂涎
もっとも、新鮮なサンマを手に入れられれば、敢えて内臓を食べなくても、塩焼きにして普通に食べるだけで幸せだ。焼きたてのサンマに箸を載せると、ジュワッと溢れる脂。熱々の身をハフハフと口に入れ、炊きたてのご飯とかけ込む。思い浮かべるだけで、よだれが出てきそうになる。
ビバ!秋の味覚。ビバ!サンマ。(続く)
(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材など基にりす作成)
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