川面を彩る染の道

ー思い浮かべる家族の姿

きょう（2月22日）、受け継がれた地元の染め物技術を生かして東京・妙正寺川の川面を反物で彩る「染そめの小道」を訪れ、愛用のスマートフォンを片手に写真をいっぱい撮った。東京都新宿区の中井、落合周辺が会場だ。手術を控え、検査に追われてゆとりがない父親と、それに付き添う母親にスマホ写真を見せ、自分でも撮ってみたいと2人に思ってもらえるよう頑張った。吹きつける冷たい風に心が折れそうになるも、同じように川に向かってシャッターを切る高齢者があちこちにいて、「負けてなるものか」と奮い立つ。手術後、リハビリの一環として、両親や奧さんと撮影会ができれば嬉しい。

鼻水が止まらない。ただ鼻をかむ煩わしさも、きょうに限っては心地良い。

（写真：『りすの独り言』トップ画像／染の小道＝りす撮影）