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「ポケGO」売却劇
ー無課金勢のあしたはどっちだ?
スマートフォンの位置情報を使って実際に街中を歩き回りながら「ポケットモンスター」を集める人気スマホゲーム「ポケモンGO」。人気のピークはとうの昔に過ぎたとからかわれつつ、それでも変わらず健気に楽しんでいる。周囲に仲間も多い。そのほとんどが体力自慢の無課金勢というところがユニークだ。そんな中、ポケモンGOをめぐり、突然ニュースが降ってきた。
突然のニュース
米ブルームバーグなどによると、このゲームを開発した米ナイアンティックが、ポケモンGOを含むゲーム事業を他社に売却する協議を進めているらしい。この会社はポケモンGOに続くスマホゲームの開発に苦戦し、近年は人員削減も余儀なくされていたとか。どうも資金繰りが苦しいよう。
交渉先はサウジアラビア系企業のスコープリー。売却額はおよそ53億ドル(約5300億円)という。話し合いが成立すれば、ゲーム業界のグローバルM&A(合併・買収)の中でも、指折りの規模になる。驚いて周囲の無課金連中に知らせると、異口同音に「へー」と目を丸くした。
悲壮な覚悟
ポケモンGOは一体、この先どうなるのだろう。無課金勢には一抹の不安がある。ゲームに登場する「ポケットモンスター」の種類が増え、これまで以上に楽しませてくれるのであればありがたいが、一方で課金しないと参加できないイベントが増えると厄介だ。課金圧力に抗いながらプレーするのだけは御免被りたい。仲間の一人は「結構長くやってきたけど、ゲームが課金イベントだらけになると楽しくない。それはいよいよお開きにするサインだ」と、このゲームから身を引く悲壮な覚悟。まったくもって同感。
今回の売却劇。無課金勢の"終わりの始まり"にならないよう祈る。南無。
(写真:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の素材を基にりす作成)
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