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強国倒して"台風の目"に
ー日本代表、きょう初陣
優勝候補の一角、アルゼンチン代表がまさかの黒星発進という波乱に沸くサッカーW杯カタール大会。4日目の11月23日は、いよいよ日本代表の初陣だ。優勝候補のドイツ代表と対戦する。22時にキックオフ。過去を含む代表チームの戦績を見ると、圧倒的にドイツが有利。ただ、勝負は何が起こる分からない実例をアルゼンチン代表で見たばかりだ。ドイツ代表を破って勢いに乗って、コスタリカ、スペインと並み居るサッカー強国を相次いで撃破し、今大会の"台風の目"となるよう期待したい。
連載「サッカーW杯カタール大会」シリーズ:「大波乱に膨らむ期待」「強豪国登場に興奮」「開会式と開幕戦に驚き」
めちゃめちゃ強い
ドイツは押しも押されもせぬサッカー強国だ。W杯の出場回数は強豪ひしめく欧州勢で最多の18大会連続20回目。優勝は西ドイツ時代も含めて4回。古くはベッケンバウアー、ルムメニゲ、リトバルスキー、マテウスら、数々のスタープレーヤーを輩出してきた。腰を抜かすほど強い。
今大会のメンバーは、サネ、ムシアラ、キミッヒ、ノイアーら、世界でもトップクラスのクラブチームであるブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンから多く選ばれている。選手間で意思疎通しやすいということも、W杯を勝ち抜く上でのストロングポイントになるだろう。
一方、日本。出場回数は7大会連続7回目。最高位はベスト16だ。欧州や南米の強豪国に比べてサッカー後進国のため、実績上はどうしても見劣りする。メンバーは国内外のクラブチームから集められ、連携は贔屓目にも成熟に域に達しているとは言えない。
勝利への望み
圧倒的に不利な状況ではある。ただ、アルゼンチンに土を付けたサウジアラビアの例もある。決して勝利に望みがないわけではない。久保建英、堂安律ら若いアタッカー陣もいるため、先制して勢いに乗れば、ジャインアントキリング(番狂わせ)の可能性は十分にあると見る。
応援に力が入ること必至。明日、会社を休みたい。
(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)
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