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2025年7月への備え
ー東日本大震災から11年
災害への備えは万全かー。東日本大震災から11年を迎えた昨日(2022年3月11日)、あらためて考えた。わが家では、災害時用グッズは準備しているし、いざとなったときの合流先も決めている。ただ万全かと自問すると、あまり自信がない。25年7月に南海トラフ巨大地震(南海トラフ地震)が起こるかもしれないとも噂される中、再度緊急時にどう動くかについて夫婦で確かめておきたい。
関連リンク(連載『東日本大震災から11年』シリーズ):「がんばろう東北!ー東日本大震災から11年」
都市伝説
ユーチューブ(YouTube)で南海トラフ地震を検索すると、あまりにもたくさんの動画がヒットする。いずれも警鐘を鳴らす内容で、大きな被害をもたらした東日本大震災を上回る被害が想定されているところが怖い。
都市伝説などを多く扱うユーチューブチャンネル『Naokiman Show(ナオキマン・ショー)』の動画(21年10月更新)によると、被害は死者32万人、経済損失220兆円超、建物238万棟が崩壊、9600万人が食糧不足に陥るという。
この動画は、東日本大震災を発生の12年前に予知し、99年に『私の見た未来』を著した作家・たつき諒の解釈を盛り込んだ。たつきは25年7月という数字と、東日本大震災を予知したときと同じビジョンを見たらしい。
たつきは21年に同著を加筆修正し、『私が見た未来 完全版』として刊行し、話題になっている。内容は、よく知られた"信じるか信じないかはあなた次第"という言葉の域を出ないものの、この話は単なる都市伝説で終わらない。
備えあれば憂いなし
南海トラフ地震については大学や政府関係者もかねてから警鐘を鳴らしていて、19年に内閣府と気象庁がまとめたリーフレットには「南海トラフ地震はいつ起きてもおかしくありません」とある。たかが噂と鼻で笑っておしまいでは済まないようだ。
駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として、「最大震度7、最大津波高30m」を見込んでいる。震度7は、気象庁が定める気象庁震度階級(10段階)のうち、最も階級が高い。北海道胆振東部地震や熊本地震など、これまで6回記録されている。
備えあれば憂いなし。両親や義母らを含む家族で共有していて損はない。
(終わり)
(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)
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