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寿司屋リベンジ
ー思い出詰まった義父の別宅
炎天下での草むしり、エアコンがない部屋での掃除・片付けのご褒美として、静岡県伊東市にある回転寿司屋に訪れたわが夫婦。この店のサービスがどうにも納得できず、わずか15分で店を出ることに。地魚をネタにした寿司を楽しめず、ご褒美というにはギャップがあり過ぎだ。何よりも、期待していた奥さんに申し訳が立たない。ぬか喜びさせたままで終わらせるかと意気込み、翌日、ランチで別の寿司屋に行くことに。寿司屋リベンジだ。
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目当ての寿司屋に
義父の別邸からそれほど離れていない距離に、目を付けていた定食屋と寿司屋が一店舗ずつあり、奥さんと一緒にどちらかに行くことにした。定食屋は義父の別邸を訪れるたびに使う店。この地を訪れるダイバーやライダーに人気がある店だ。ただ、この店の前を通り過ぎると休業の札。そのため、寿司屋リベンジの店は自動的に決まった。
不快な思いをした回転寿司屋で会計を済ませた直後、さっさと目的の寿司屋を翌日昼に予約。ガッカリ気味の奥さんもこれで少し気分が晴れたよう。何より何より。この店は地元に根付いた"回らない寿司屋"だ。創業から40年超、大将は出張握りも依頼されるなかなか知られた職人らしい。ランチタイムでなければ"懐"的に入るのが恐い。
義父のお導き
翌日の寿司屋に期待し、床に付く。目を閉じて思いを巡らし、寿司屋リベンジは金がかかると気付いて苦笑い。そもそも回転寿司屋でご褒美にふさわしい思いをすれば、翌日も寿司屋に行かずに済んだはず。もっとも、予約した寿司屋は以前から行ってみたいと思っていた店だ。これも義父の導きかもしれないと思うと、翌日が俄然楽しみになった。
奥さんによると、予約した寿司屋は義父も行ったことがない店らしい。
(写真:『りすの独り言』トップ画像/期待の寿司屋=りす撮影)
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