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#快気祝い
丸ごとカボチャの記憶
ーオレとアチキの西方漫遊記(44)
滋賀県甲賀市の思い出ー。信楽焼のたぬき、NHKとの因縁(※)に加え、もう一つは、奥さんが道の駅で購入した30cmを優に超える大きなカボチャだ。しかも、丸ごと一個。両腕で抱えてもズシリと思い。わざわざ甲賀市まで来て、カボチャを丸ごと一個、迷いなく買う奥さんのチョイスが、どうにも腑に落ちなかった。そのせいで、この件は深く記憶に刻まれている。カボチャは個人的に最も苦手
同じ道ではつまらない
ーオレとアチキの西方漫遊記(42)今回の旅行も、残りの行程はあとわずか。京都・嵐山を発った後、亡くなった義父の別宅がある静岡県伊東市に寄り、東京都内の自宅に戻るだけだ。次の目的地である伊東市まで、すぐに高速道路を使わず、途中まで一般道を使うことにする。旅行を楽しみ尽くすのに、行きと帰りが同じ道では、どこか物足りないー。そう感じていた。
前回のお話:「足りない位がちょうど良い」/これまでのお話:「
俳句で"オレアチ漫遊記"(拾捌)
連載「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」は、りすが書いた「オレとアチキの西方漫遊記(※)」のワンシーンを取り出し、それを題材に"note仲間"やまきちさんが俳句を詠む企画。今回、やまきちさんが"お題"に選んだ写真は、トロッコ嵯峨駅(京都市右京区)の近くにあるレトロモダンな喫茶店での一枚。奥さんが注文した季節限定のいちじくのケーキ、それにホットコーヒーだ。ケーキを一つしか頼まなかったせいか、年老いたマ
もっとみる俳句で"オレアチ漫遊記"(拾漆)
今回、連載企画「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」の舞台は、再び京都に戻る。"note仲間"やまきちさんは、日本が世界に誇る名刹・天龍寺(京都市右京区)の敷地内で、奥さんが撮った一枚を俳句の題材に選んだ。八幡社か、あるいは松巌寺か。はたまた慈済院か。詳しい場所は奥さんも覚えていないらしいが、手入れの行き届いた苔生す庭先である。この企画は、りすが書く連載「オレとアチキの西方漫遊記(オレアチ漫遊記)(※
もっとみる俳句で"オレアチ漫遊記"(拾陸)
"note仲間"やまきちさんとのコラボレーション企画「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」。今回、テーマになった写真は、高知から京都に向かう道中、兵庫県明石市にある明石焼き屋に寄り道して撮った。幼い頃、今は亡き祖母と一緒に、父や母、姉らと一家揃ってよく食べに行った店だ。やまきちさんによると、詠んだ句の中で、明石焼き屋で団欒の時間を過ごす家族の姿を描きたかったという。
団欒の句:題材テーマ:「オレとア
俳句で"オレアチ漫遊記"(拾伍)
りすが書く連載「オレとアチキの西方漫遊記(オレアチ漫遊記)(※)」。そのワンシーンを切り取って題材にし、"note仲間"のやまきちさんが俳句を詠む企画「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」も、いよいよ舞台が高知から京都に移った。今回の写真は、京都・嵐山にある渡月橋から見える眺め。やまきちさんによると、雨上がりの朝の霧がかかる幽玄な景色を表現したかったそうだ。
苦心の句:題材テーマ:「オレとアチキの西