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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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#家族

懐かしい思い出

懐かしい思い出

ー続続・川面を彩る染の道受け継いだ地元の染め物技術を生かして東京・妙正寺川の川面を反物で彩る「染の小道」。この会場となった東京都新宿区の中井、落合周辺では、地域の人たちが作ったランタン400個を飾ったイベント「ランタンアートフェスティバル」も開かれていた。孫が作ったランタンをニコニコしながら探す高齢者の姿を見かけ、ほっこり。幼い頃、当時習っていた水泳の競技会などに父親と母親が駆けつけて声援を飛ばし

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悪口仲間

悪口仲間

ー続・川面を彩る染の道「きれいな色の写真ですね」ー。今朝(2月23日)、両親に送った「染の小道」の写真に返信が届いた。母親からだ。東京・妙正寺川の川面に張られた色彩豊かな反物の様子を見てくれたらしい。メールは「(染の小道が開かれている)中井・落合辺りの染め物工場に、実習に行った記憶がありますよ」と続く。何のことだろうと奧さんに尋ねたところ、父親が今に比べて元気な数年前、母と奧さんが誘い合い、染め物

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川面を彩る染の道

川面を彩る染の道

ー思い浮かべる家族の姿きょう(2月22日)、受け継がれた地元の染め物技術を生かして東京・妙正寺川の川面を反物で彩る「染の小道」を訪れ、愛用のスマートフォンを片手に写真をいっぱい撮った。東京都新宿区の中井、落合周辺が会場だ。手術を控え、検査に追われてゆとりがない父親と、それに付き添う母親にスマホ写真を見せ、自分でも撮ってみたいと2人に思ってもらえるよう頑張った。吹きつける冷たい風に心が折れそうになる

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くんくんの行方

くんくんの行方

ー続・悪くないバレンタインデー「入れ物に描かれたくんくんに注目してほしい」ー。母親と姉の連名でもらったバレンタインチョコレートにお礼メールを送ると、姉からこんな返信が届いた。姉にとって今年(2025年)のバレンタインチョコは、チョコそのものより、むしろチョコが入った缶、そこに描かれたデザインにこそ重きがあったらしい。ミッフィーなど、ディック・ブルーナの絵本に登場するキャラクターがずらり並んでいて可

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富士塚の願い

富士塚の願い

ー週末街ブラ5.0km(2)実家から東へおよそ5.0kmの範囲で街ブラしたわが夫婦。道中、奧さん行きつけの美容院が近づき、担当美容師とばったり会うのを避けた奧さんは迂回路へ。仕方ないなと苦笑いしつつ、別れて予定路を進むと、左手に浅間神社(江古田浅間神社、東京都練馬区)が見えてくる。この神社に寄ってから合流する旨、LINEを通じて奧さんにメッセージを送り、鳥居をくぐる。この神社は富士塚があることでも

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めざし談義

めざし談義

ー俳句より献立の参考!?めざし(目刺)は干物の一種。小魚のイワシを塩漬けにし、目玉に竹串や藁を刺して乾燥させたもの。俳句の世界では、春の季語でもある。江戸時代から庶民のおかずとして親しまれ、冬から春にかけての下町の景物だったそうだ。俳句が趣味の奧さん。近づく春にちなみ、めざしをテーマに一句詠みたいらしいが、なかなか良い句が思い浮かばない様子。こんなときは必ず、ヒントを得ようと話しかけてくる。ほら、

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愛の頭突き

愛の頭突き

ー美容院のきっかけにネコが飼い主に頭突きするのは、愛情表現などとしてネコ飼いには広く知られているが、奧さんも気に入ったヒト、モノによく頭突きする。過去に沖縄を旅行した際は「このハイビスカス、カワイー!」と言いながら、抜けるような青空に向かって元気いっぱいに咲く真っ赤な花に頭突きしていた。そして、先日。この頭突きが美容院に行くきっかけになったらしい。奧さんによると、「母親に頭突きしたら、『ちょっとア

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ロウバイの記憶

ロウバイの記憶

ー父へのエールロウバイ(蝋梅)は、残念なことに見ごろの時期をおおむね終えたらしい。父親が手術する前に、家族揃ってロウバイを見に行こうと誘っていたが、それぞれバタバタしていて、どうやら間に合わなかったようだ。奧さんによると、東京都府中市にある府中市郷土の森博物館の「ロウバイの小径」は、2月5日時点ですでにピークを終えていたそうだ。ロウバイはわが家で人気がある。母親方の祖母、それに母、そして奧さんが好

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"ゴキゲンなミライ"

"ゴキゲンなミライ"

ー変化受け容れて前へ2月に入り、身の回りにいろんな変化が相次いで戸惑っている。父親が脊髄を触る手術を決めたのに加え、奧さんは大親友が重篤な病を患ったと知らされた。いずれもあまりに大きな衝撃。ただ、これまでそこにあったものが、永遠であるはずもなく。目の前の変化を受け容れ、前に進みたい。この先に"ゴキゲンなミライ"があると信じて。

大きな衝撃

父の手術は、車イス生活になるなどのリスクを抱える。父も

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凸して寄り添う

凸して寄り添う

ー結果オーライ、お礼ラーメンきのう(1月24日)父親の左目の手術が無事に終了。足が弱っている父に、母親だけでなく奧さんも付き添ってくれたらしい。それを後になって知る。父も母もとても心強かったとメールで知らせてくれた。当初、仕事を抜け出してクルマで送迎しようと思っていたが、「今回は必要ない。遠くないので病院まで歩きたい。足のトレーニングにもなる」と、頑なに申し出を受けなかった両親。こうした事情は奧さ

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母の満腹劇場

母の満腹劇場

ー別腹はアンコールそれほど食べる印象がない母親。齢を重ねるにつれて食が細くなっては困ると心配していたが、どうも杞憂だったかもしれない。先日、両親、奥さんと一緒に訪れたコメダ珈琲店で、デニッシュパンの上にソフトクリームを載せた「ミニシロノワール」とコーヒーをペロリ。これだけなら驚かないが、実はこの店に行く前にすでに、にぎり12貫とお椀を行きつけの寿司屋で平らげている。そのとき、揃って「お腹いっぱいに

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感謝に戸惑い

感謝に戸惑い

ー父の背を見つめて右目を手術する父親に付き添い、父当人と母親からえらく感謝され、申し訳ない気分だ。相次ぐ入院や、長引く療養生活ですっかり足が弱った父。その上、しばらく手術によって視野が狭まるのだから付き添って当然のところだが、そこで「助かった、ありがとう」と深々とお辞儀されると、心がどこかソワソワする。そんなことないよ、当然のことだよと答えるのも違和感があるし、いえいえ、どういたしましてというのも

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コメ価格と夫婦の憂鬱

コメ価格と夫婦の憂鬱

ー怒りの矛先、向ける先なくコメがまた値上がりするかもしれない。日本経済新聞によると、コメ市場の関係者の間で、落ち着きつつあったコメの需給に逼迫感が再び強まっているらしい。この記事をたまたま見つけてゲンナリした。そもそもコメの値段が落ち着いたなんて、ちっとも思えない。むしろ、高止まりだ。物価上昇率が実質賃金の伸びを上回る中、怒りの矛先をどこに向ければ良いか、夫婦揃って悩んでいる。1月11日、父親の付

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蛇神さま巡り

蛇神さま巡り

ー迷ったときの"道しるべ"ことし(2025年)のわが夫婦。お出かけテーマの一つは「蛇神さま巡り」になりそう。行く先に迷ったときの"道しるべ"にしようと、早速東京都内で蛇神さまを祀る神社をインターネットで調べ、幾つかヒット。このうち、蛇窪神社(東京都品川区)は、岩国白蛇神社(山口県岩国市)、老神温泉の赤城神社(群馬県沼田市)と並び、「白蛇日本三大聖地」の一つとして知られるとか。蛇神さまは、ヘビが脱皮

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