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#旅行記
"龍虎対決"のとばっちり(下)
ー義母86歳と行く台湾(8)「あなたたちはいつも私を除け者にする」ー。義母はやにわに視線をこちらに移し、キッと睨んで謂われのない責めを浴びせてきた。ホエールウォッチングツアーに出かける当日の朝。ツアーに参加するしないで義母と奥さんが揉め、義母はこのままでは埒が明かないと踏んだのか、奥さんからこちらに怒りの矛先を切り替えたようだった。とんだとばっちり。
怒りの矛先
義母と奥さんの"龍虎対決"は、
"龍虎対決"のとばっちり(上)
ー義母86歳と行く台湾(7)義母と奥さんの"龍虎対決"がついに勃発し、とばっちりを受ける羽目になった。きっかけは奥さんが申し込んだホエールウォッチングツアー。参加に気乗りしない義母と、どうしても参加したい奥さんの意見がぶつかった。やがて義母の怒りの矛先はこちらへ。謂われのない責めを負わされることになる。旅行の定番イベントだと割り切ると、そこまで気にならない。
ホエールウォッチング
このツアーは
使いそびれた高齢者割
ー義母86歳と行く台湾(6)義母は台湾でもシルバー割引が適用されるー。恥ずかしながら、礁渓温泉(宜蘭県)に向かう高速バスの切符を買うとき、たまたま窓口の女性スタッフに教えてもらって初めて思い出した。なんたる失態。先んじて気付いていれば、日本を発つ前に奥さんに伝え、コストを大幅に抑えられたのに。こんなときに使う台詞はこれしかない。どうしてこうなった!?
"独り反省会"
「あなたのお母さんは高齢者
オキニの杖はいずこ?
ー義母86歳と行く台湾(3)「スーツケース騒ぎ(※)」「クレカ決済騒動(※)」と立て続けにトラブルがあって先行き不安が頭を過ぎるも、こちらが義母と奥さんに合流すべく日本を発つ前日になると、ヘルプ要請はなくなった。ただ実際のところ、トラブルはあったらしい。合流後、奥さんに聞いて驚いた。なんと義母が足代わりに使っている愛用の杖を台北駅でなくしたらしい。すわ一大事!
置き忘れ
台湾に入国後、台北で一
開かないスーツケース
ー義母86歳と行く台湾(1)心臓にリスクを抱え、足も杖なしではわずかな距離しか歩けない。そんな義母は86歳。海外旅行への意欲は依然衰えず。むしろ、コロナ禍のせいで以前に比べて一段と燃えさかる。「これが最後になるかもしれない」というお決まりの台詞にほだされて、2023年11月に台湾旅行へ。トラブルは幾つもあったものの、存分に楽しんだ。後期高齢者と一緒の旅路を振り返る。
この先に描く夢
義母との旅