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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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#グルメ

終わらない夏

終わらない夏

ー不発、秋を出迎える"儀式"朝、晩の冷え込みが日増しに感じられるようになった今日この頃。そろそろ夏への未練を断ち切ろうとしていたところに、洋菓子メーカー、コージーコーナーのショーケースが目に入る。10月22日は、どうもショートケーキの特定商品が10%オフらしい。旬を終えようとしている白桃とシャインマスカットのショートケーキが対象に含まれているのに気付く。それぞれ1個ずつ購入。夫婦でシェアしつつ楽し

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驚きの名代富士そば

驚きの名代富士そば

ー名前に隠れた思わぬ真実立ち食いそば「小諸そば」は長野県小諸市とは何の関係もないんだってー。そう奧さんに伝えると、奧さんはへーと言いつつも、「小諸そばってあんまり見かけないな。『名代富士そば(富士そば)』なら分かるよ」と言い、逆に富士そばの由来を問うてきた。自分で調べればいいのにと返したいところをグッと堪え、こちらもちょっと興味があったので探ってみると、「富士山のように立派な立ち食いそば店にしたい

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幅広麺の下克上

幅広麺の下克上

ー大連餃子店での顛末餃子が大好きな奧さん。たっての希望で中華料理屋「八鮮大連餃子」に初めて訪れた。この店の名前にもなっている大連(中国・遼寧省)と言えば、水餃子。大連のソウルフードとされる名物中の名物だ。だから当然、水餃子を頼むと思いきや、奧さんがオーダーしたのは焼餃子。そして、個人的に気に入った料理は、後に頼んだビャンビャン麺ヨーポー麺。これはそもそも中国・陝西省の郷土料理。どこかチョイスがズレ

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アジ専門食堂に見参

アジ専門食堂に見参

ー評価「この先のリピート有り」民放メディア大手でも、ちょこちょこ取り上げられる食堂「アジ好きですか?」。初めて訪れ、奧さんと一緒にこの店の看板料理の一つである「プラチナアジフライ定食」(税込み1600円)を初めて味わった。評価は夫婦揃って「この先のリピート有り」。スーパーマーケットでもよく見かけるアジフライはどうしても安価な印象があり、この店のアジフライは当初ややお高めと感じたものの、食べてビック

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弾丸・信州上田行(4)

弾丸・信州上田行(4)

ー蕎麦屋「刀屋」の爆盛り体験手打ち蕎麦屋「刀屋」(長野県上田市)の列に並んだわが夫婦。「次の方どうぞ」と声をかけられ、待ってましたと言わんばかりに店の暖簾をくぐる。目に飛び込んできたのは、昭和を感じさせる和風な空間。木造りの机に椅子、奥に畳を敷いた小上がり。祖父母の家を訪れたような懐かしさがある。ただ、常に満席の店内。給仕役のおばちゃんが慌ただしく動き回り、ノスタルジーに浸れるはずもない。そんなと

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生食ホワイトデー

生食ホワイトデー

ーチョコのお礼に刺身盛り「えっ、自分向けにはなし!?」ー。驚いて奥さんに尋ねた。ないよと、さも当然そうに首肯する奥さん。3月14日のホワイトデー。バレンタインデー(2月14日)に身内からもらったチョコレートのお返しを、奥さんに買ってきてもらえるよう頼んだところ、実家の母親向けには買ったものの、自分向けには買っていないという。聞いてパニクる。

不運の連続

チョコをくれた当人、つまり奥さんに自分へ

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花も団子も楽しみたい

花も団子も楽しみたい

ー休日お出かけの鉄則休日のお出かけは"一粒で二度"楽しめる内容にしたいー。そんな思いから、土日祝日に出かけると、ほとんど必ずと言って良いほど、ランチは出かけ先の地元グルメを食べるようにしている。ただ、ここのところ、外出本来の目的よりも地元ランチばかりが楽しみになってきていて困る。こちとら、「花より団子」ではなく、花も団子も楽しみたいんでぇ!

危険

先日、東京都内指折りのパワースポット、品川神社

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「梅サワー2023」

「梅サワー2023」

ー一抹の不安母親の誕生日だった6月11日。奥さんは、どこぞで入手してきた青梅をハチミツと酢に漬け、梅サワーづくりを始めた。奥さんによると、梅サワーをつくるのは数年ぶりのことだとか。名付けて「梅サワー2023」。入魂の一品だそうな。「お酒を入れていないから、来年の誕生日に味見してもらおう」と、今からワクワクしている様子。

母の誕生日が来る前に飲み干さなければ良いのだが。一抹の不安。

ういろう

ういろう

ー名古屋銘菓という思い込み日本伝統の和菓子「ういろう(外郎)」。そして、ういろうと言えば名古屋ー。そんな思いもあったが、ここで意識を改めたい。先日、奥さんが山口県から訪れた知り合いに会い、お土産にういろうを渡されたそう。その際、「ういろうは山口のお土産としても有名なんですよ」と言われたとか。

疑ったわけではないが、あえてインターネットで確かめた。すると、「名古屋銘菓の代名詞のような扱いをされてい

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まあまあ真理

まあまあ真理

ージュンサイ軍艦と出身地「ジュンサイ(蓴菜)の軍艦巻き(※)ですか?実は、ジュンサイ生産量日本一の秋田県出身ですけど、食べたことないですね」ー。ジュンサイ軍艦が食べられるお店が知りたくて会社の同僚男性に尋ねると、戸惑った表情でこんな返答。ちょっとショック。この同僚とは付き合いがそこそこ長い。にもかかわらず、今の今まで出身地を知らなかった。お店を知らなかったことよりも、むしろ、こちらの方に衝撃。

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どうにももどかしい

どうにももどかしい

ージュンサイの軍艦巻き先日、奥さんとの間で話題(※)になったジュンサイ(蓴菜)のお話。以来、気になってインターネットを調べて見つけた写真は、ジュンサイの軍艦巻き。酢飯の上にジュンサイを載せてノリ(海苔)で巻いてあり、上には摺りおろしたショウガがちょんと載っている。生唾を飲みこむ。ところで、この逸品。過去にどこかで食べたことがあるような。

思い出せそうで思い出せない。どうにももどかしい。

関連リ

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食欲に火

食欲に火

ージュンサイ、60年ぶりに都内で復活東京都八王子市にある長池公園では、これまで東京都内での生息が確かめられくなっていたジュンサイ(蓴菜)が、およそ60年ぶりに復活したらしい。産経デジタルが伝えた。良い話だなと思って奥さんに教えると、しばらくして「あー、ジュンサイ、食べたくなってきた」と返信があった。

ニュースとしては刺さらなかったが、食欲に火が付いたらしい。

「母の日」イベント

「母の日」イベント

ー次こそ美味しいお刺身を2023年は5月14日が「母の日」だ。奥さんと相談し、この日を前に日ごろの感謝を形にしようと、父親と母親を誘って、東京都内にある美味しいお刺身が食べられる料理屋に行くことにした。割と頻繁に足を運ぶ店のため、下調べは完璧だ。自信満々で当日を迎える。

"とほほ"な瞬間

当日、お店に行くと驚愕の事実が判明する。何と、まさかの臨時休業。油断して事前に確かめなかったことを心底、悔

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旅の良し悪し「食」次第

旅の良し悪し「食」次第

ー続続・夫婦ちょい旅、沼津港旅行やお出かけの良し悪しを分けるのは「食」だろう。今回、沼津港への夫婦ちょい旅を振り返り、あらためてそう思う。この港のすぐ近くにある食堂「魚河岸丸天」(魚河岸店、静岡県沼津市)で、美味しい海の幸を食べて幸せな気分に浸っていなければ、このちょい旅は一体どうなっていたことやら。怖い怖い、くわばらくわばら。

爆上がり

「なかなか楽しいちょい旅だったよ」という奥さん。その理

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