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りすのよまい言、大きな木のうろの中から

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「だから、なんなの?」と言われてしまいそうな他愛もないことを綴っていきます。悪しからず。
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#東京都

癖になるかけ声

癖になるかけ声

ー「二の酉」ハシゴ2024年の酉の市。11月17日は「二の酉」。うっかりしていて一の酉(11月5日)を逃したわれわれ夫婦は、満を持してこの日を待っていた。西武池袋線石神井公園駅近くの和田稲荷神社(東京都練馬区)と、同じく西武池袋線練馬駅そばの大鳥神社(同)をハシゴする。一の酉を逃したからと言って二の酉を2カ所訪れなくても良いのだが、その場のノリと流れに従うことにした。参道に並ぶ熊手屋から威勢の良い

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二の酉を狙え

二の酉を狙え

ーうっかり者の逆襲熊手や招き猫といった縁起物を買って1年の無事の報告と翌年の福を願う酉の市。2024年は11月5日に「一の酉」、同17日に「二の酉」、同29日に「三の酉」と3回ある。先日、散歩したとき、事前に酉の市を準備している練馬大鳥神社(東京都練馬区)の前を通り過ぎ、もうすぐ始まるなと思っていたが、うっかりしていて、一の酉が終わってしばらしてから、ようやく酉の市について思い出した。物価高の中、

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小さな親切心

小さな親切心

ー続・練馬まつり絵巻盛況ぶりがうかがえる練馬まつり。これも何かの縁、散歩がてらにデジタルスタンプラリーをやってみることに。このラリーは、全8会場のうち5会場に設置されたQR看板から、最低3カ所をスマートフォンで読み取ると、練馬区のキャラクター「ねり丸」のグッズが先着3000人限定でもらえる内容。ちょろい。ただ次第に気が変わる。会場各所で子どもたちが楽しそうにイベントの列に並んでいるのを見かけると、

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練馬まつり絵巻

練馬まつり絵巻

ー想定外の人波に戸惑い10月20日午前。いつもの散歩道。いやに人が多い。そういや、出かけるときに奧さんが「きょうは練馬まつりがあるみたいよ」と言ってたっけ。ただ、ここまで多いとは想定外。西武池袋線練馬駅の周辺は見渡す限り、人、人、人。練馬駅のすぐ奥にある平成つつじ公園の方から、楽しそうな音楽や声がスピーカー越しに聞こえてくる。慌ててスマートフォンで練馬まつりについて調べると、非公式ながらも前回はお

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なぜに石崎くん!?

なぜに石崎くん!?

ー『キャプ翼』銅像めぐりマップ東京都葛飾区が発行する小冊子『キャプテン翼・銅像めぐりマップ』。同区の四つ木・立石エリアに人気マンガ『キャプテン翼』の登場人物を模した銅像9体があり、それを網羅できる散歩コースが紹介されている。ただ、このモデルコースに違和感。どういうわけか、このコースのトップを飾る銅像は主人公の大空翼ではなく、サブキャラクターの石崎了。予想外の変化球。銅像9体は翼(3体)、石崎くんを

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消えゆく秋の風物詩

消えゆく秋の風物詩

ー「目黒のさんま祭り」中止毎年9月に開かれる東京・目黒の名物イベント「目黒のさんま祭り」(目黒駅前商店街振興組合青年部主催)。ことし(2024年)はどうも中止らしい。サンマ豊漁のニュースを知り(※)ことしは行こうと夫婦揃って楽しみにしていたが、出鼻を挫かれてガッカリ。NHKによると、イベント中止は運営メンバーの高齢化が一因という。これまで事前手続きや設営準備など、すべて自分たちで行ってきたそうだが

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夏の計画、プチ登山

夏の計画、プチ登山

ー浅間神社の富士塚あす(7月1日)、東京都練馬区にある浅間神社は山開きだ。この神社の富士塚(ミニチュア富士)、通称「江古田の富士塚」に、われわれ一般客も登れるそうだ。ただ残念なことに登拝可能な日時は、7月だと平日のあすのみ。当然、仕事があって時間を取れそうにない。ことし(2024年)1月、東京都品川区にある品川神社境内の富士塚「品川富士」に登って楽しかったので江古田の富士塚にも興味津々だったが、こ

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光って求愛

光って求愛

ーホタルの婚活リアリティー東京都練馬区が運営する緑地「中里郷土の森」で例年、ホタル鑑賞会を開いている。先日、数年ぶりに夫婦揃って訪れた。幸運なことに今回、この鑑賞会では初めて、光りながら空を舞うヘイケボタルを見ることができた。わずか十数秒の感動の時間。どこかノスタルジックな美しい光景を目に焼き付けた。父親、母親にも見せてあげたい。

タイミング逸す

光りながら舞うホタルを見て、奥さんが子どものよ

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"至高のカフェ"

"至高のカフェ"

ー奥さん、大はしゃぎ奥さんが自身にとって"至高のカフェ"を見つけて大はしゃぎだ。東京都台東区にある「イリヤプラスカフェ・カスタム倉庫」。カジュアルな雰囲気の中にどこかレトロ感もあり、落ち着きがあって良い。パンケーキはこのカフェのイチオシかは知らないが、フカフカしていて美味い。カフェ好きでなくても普通にリピートしたくなる。うぅ、確かにリピートしたくなるにはなるのだが、足繁く通うには、都度、財布の中身

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ご機嫌で苦にならない

ご機嫌で苦にならない

ーパーラー江古田と長蛇の列ゴールデンウイーク(GW)最終日の5月6日。奥さんたっての希望でカフェ風のイートイン・スペースがあるベーカリー「パーラー江古田」(東京都練馬区)に行く。奥さんによると、パン好きの界隈では美味しいと評判の店らしい。実際、オープンから30分過ぎた9時ごろに訪れたところ、家族、カップルら5組が入店待ちの列を成していた。普段であれば、今度にしようとあきらめるが、今朝はすこぶる機嫌

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まだ終わらんのだよ

まだ終わらんのだよ

ー塩船観音寺のツツジ街中で眺めるツツジ(躑躅)は、いよいよ見ごろを過ぎて次の季節への移ろいを感じさせる。そんな中、東京都青梅市にある塩船観音寺のツツジは、われわれはまだ終わらんのだよと言わんばかりに気を吐いている。本堂がある谷戸の斜面を遠目から眺めると、ツツジの濃い紫、薄い紫、青みが強い紫、赤みが強い紫がグラデーションになっていて美しい。ツツジ群に分け入り、ツツジ一株一株を間近で見ない限り、見ごろ

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空振りも悪くない

空振りも悪くない

ー緑に癒やし、吹上しょうぶ公園季節を先取りしようとして盛大に空振りー。ゴールデンウイーク(GW)初日の5月3日、初咲きのハナショウブ(花菖蒲)を狙って吹上しょうぶ公園(東京都青梅市)を訪れたところ、残念なことに見事に当てが外れた。公園内には、お目当ての薄紫色の花は一輪も咲いておらず。ただ不思議とショックはまったくなく、それどころか、青々と葉が生い茂る木々と休日の穏やかな時間の流れに癒やされた。奥さ

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昇り龍どこ?

昇り龍どこ?

-高円寺境内の双龍鳥居奥さんを誘って宿鳳山高円寺(東京都杉並区)に行き、昇り龍と降り龍の2体の龍が巻き付いた「双龍鳥居」を見学した。ただ夫婦揃って、どうしても昇り龍の頭部が見つけられない。努力はしたものの、結局はっきりしないまま、この寺を後にすることに。2024年は辰年。そんな夫婦が龍のご利益を得るのは龍の御心次第。期待せずに吉報を待とう。

達成感とご利益

双龍鳥居がある社寺は都内に3カ所。先

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「初詣中毒」疑惑(下)

「初詣中毒」疑惑(下)

ーパワスポ、それが理由!?「初詣中毒」が疑われる奥さん。気付かれないようにあれやこれや探りを入れて、出た結論は「シロ」。馬橋稲荷神社(東京都杉並区)に誘った理由は、どうやらこの神社が都内の隠れパワースポットだかららしい。昨年(2023年)パワスポ好きの知人から情報を入手し、これまで行く機会を虎視眈々と狙っていたとか。何という執念。初詣中毒と同じくらい恐い。

新たな脅威

この先、パワスポ巡りに付

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