【アクセルとブレーキ】
あなたはアクセルを踏んでいる。
でも、車は前に進まない。
燃料は刻一刻と減っていく。
何が悪いのだろう。
何かが私を押しとどめているのだろうか。
周りにいる人を疑い、責める毎日。
疲れ果て、倒れ込む様に眠る毎日。
ある日は眠れず朝まで起きていた。
ふと気付くと、自分がブレーキを踏んでいた。
前に行くのが怖くてブレーキを踏んでいた。
サイドブレーキもかけていた。
車止めもしてあった。
自分がブレーキを踏んでいたんだ。
自分で走り出さないようにしていたんだ。
気付けば、もう人生も終盤だ。
あとどれだけ生きていられるのだろう。
そんなことを気にする暇があったら、一歩を踏み出せ。
そういう声が聞こえてきた。
さあ、前を向いて歩き出そう。
この先何が待っているのだろう。
さらなる困難が待っているかもしれない。
そんなことを考える暇があったら、まずは一歩踏み出してみる。
景色が変わっていくだろう。
辛い景色もあるだろう。
でも、その未来には、まだ見ぬ仲間がいる。
さあ、歩き出そう。
未来に向かって。