バイクの思い出 その1
先日白馬に帰省した際、古い写真を見ていたら、当時乗っていたバイクの写真が出て来たので、バイクの話を書いてみたいと思います。
私は、大学3年~社会人3年目くらいまで、カワサキのZ400FXというバイクに乗っていた事があるのです。
下の写真が当時乗っていたバイクです。
これは、大学3年生の時、当時住んでいた下宿の先輩の友人からかなり安く譲ってもらったバイクなのです。
<カワサキ Z400FX>
このバイクは、当時「暴走族」と言われる方々がよく乗っていたバイクで、改造部品が沢山あったのですが、私はノーマルと呼ばれる何も改造していない状態で乗っていました。
このバイクに乗る前は、HONDAの「ハミング」という50ccの小さなバイクに乗っていたので、その落差たるやもの凄いものがありました。
実際にこのバイクに乗った時は直進性がもの凄くて、全然曲がらなかった記憶があります。
1980年代は本当にバイクブームが押し寄せて来た時期で、大学の構内に本当にバイクがあふれかえっていました。
当時の事を書いている方がいたので、ご紹介します。
当時は、北海道が異常に人気があり、北海道をバイクで旅行するのが流行っていた時期でもあり、バイクで旅行する若者を「みつばち族」とも呼んでいました。
北海道にオフロードバイクで行った友人は、すれ違うバイクが多く、ピースサインを出しっぱなしだったと話していた事を思い出しました。(当時は、バイクですれ違う際、ピースサインを送りあうという文化があったのです)
大学時代は、このバイクで石川県内をよく走っていましたし、長野の自宅に帰省する時のこのバイクに乗って帰っていました。
ちょうど帰省する時だったと思うのですが、新潟の糸魚川から白馬に向かって曲がりくねったトンネルを通っていた時の事、トンネル内のカーブを曲がった瞬間、前方から一瞬バイクが見えたのです。すかさずピースサインを送ったところ、向こうも同タイミングでピースサインを返してくれた事があり、ます。実際にすれ違ったのは、1秒にも満たない時間だと思うのですが、その時の充実感は今でも忘れられないものがあります。
<バイクにのっていた当時の私>
遠くに旅行したいなと考えていて、大学3年の春休みに九州に行こうと考えていたのですが、ちょうどいいタイミング(どんな?タイミングだ)ヘルニアになってしまい、あっけなくその夢は崩れ去ったのです。
ちょっとお腹がいたいなと思い、病院に行ったところ、直ぐ入院しなさいといわれ、その日のうちに入院する事になりました。
病院のベットの上で、いまごろは九州にいたのにな~と思っていました。
では、なんでこんなにバイクに乗りたかったのかというと、バイクは車よりも安く手に入った事もあり、気軽な移動手段としても良かったのです。
そして、頑張れば、日本中どこまででもこのバイクで行く事ができたのです。
実際に私も、社会人になりバイクで四国と東北に旅行しています。
あともう一つの理由は、バイクにのっていると、自分が変わった様に思えたのです。
実際には、なにも変わっていないのですが、バイクに乗っている自分はもの凄く変わったような気がしていました。
そんな大学生活をしていたのですが、大学を卒業して東京に就職する事になったので、そのタイミングで友人にいったん売る事になり、このバイクとは別れる事になったのです。
その後、また、このバイクと再会する事になるのですが、その話はまた別途書いてみたいと思います。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。\(^o^)/