【P日記】ウイスキペディアのプロデューサーが実飲したウイスキー#6
4月某日
G R A N T’SとG E T Z
ウイスキーに合う音楽といえば、個人的にはJ A Z Zがいい。最近読んだテナー・サックスのスタン・ゲッツの評伝(スタン好きの村上春樹が翻訳している)には、名手の名演奏とは裏腹に、凄まじいまでの薬中(ヘロイン、コカイン、マリファナなんでも)とアル中による家族D Vの様が赤裸々に書かれている。写真のジャケットはスタン晩年のコペンハーゲンでのL I V Eを収録したアルバム「anniversary」。人生の荒波がここまで至高のソロを吹かせるのかというぐらい、うっとりと身を委ねたくなるほどの名演で、まさにウイスキーにぴったりの音楽だ。そのスタンがよく飲んだ(1日1〜2本とすごい量ですが)というのがG R A N T’Sで、それを今夜はソーダ割りに。ソーダ割りは主にブレンデッドで飲み、個人的にホワイトホースやティチャーズといったちょっとスモーキーなスコッチが好みなのだが、このG R A N T’Sもまろやかでバランスよく飲み飽きない酒だ。ボトルもちょっとリッチ感のあるデザインでいいですね。これからウイスキーソーダの爽やかさがぴったりの季節となるので、いろいろなウイスキーと合わせてみたいものです。もちろんウイスキペディアを観ながらですよ。