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NIKKA FRONTIER(ニッカフロンティア),2024/10/15

1.ネット情報による紹介

キーモルトは、世界の余市。高アルコールで、コク深い。ウイスキーは、樽出し後に割り水をして40%〜43%程度のアルコール度数に下げるのが通例だが、ここでは、割り水少なめのアルコール48%に仕上げた。ニッカ フロンティアはモルト比率を51%以上まで高めたモルトベース。瓶詰め前。冷却して、にごりの成分をろ過する方法が一般的だが、あえて常温で行う「ノンチルフィルタード」を採用。これにより原酒の香味成分がたっぷり残る。

 nikka公式HPより,ニッカフロンティア,商品特徴,一部抜粋,(https://www.nikka.com/products/blended/frontier/features/)

2.所感

ニッカフロンティア。ニッカセッション、フロムザバレル、両者との違いは"泥臭さ"なのかと思った。ニッカフロンティアのストーリーには南極観測隊の話が挙げられている。ノンチルフィルタード製法により氷点下でも凍らない高度数のオリジナルウイスキーを届けたと。余市のキーモルトが持つ凡百のスコッチよりも優れたピーティさとアルコール度数の高さは、まるで泥臭さ。普通のウイスキーが魅せる華やかさとは少し異なる、開拓、まさしくフロンティアの味わい。

3.テイスティングノート 

花開く不思議な果実の香り。私には知識がなかったが、これはマーマレードらしい。口に含むとミックスソフトのような、余市のビターな風味とグレーン?宮城峡?のバニラな風味が混ざり合っている。やわらかい、グレーンウイスキー特有のオークの余韻。一方で、余市の持ったピーテッドが主張を止めない。

(ストレート)

ふっと香りが消える。トワイスアップで"花開く"という固定概念が打ち壊される。包まれるように、もしくは水と混ざることで、キーモルトが引き立つのだろうか。甘さが薄まり、ビターさは残る。未開、新境地、いままでとは違う感覚だった。

(トワイスアップ)

4.大学生の感想として

ローソンで買いました。厳密にはジャパニーズウイスキーではないものの、ニッカの新作を買っていると思えば2000円はお得なものです。セッションのようにどこでも買えるのか。フロムザバレルのようにまったく買えなくなるのか。今後の経緯も気になるな。普通の友達と呑むもんじゃねぇな。好きな人間が集まらないと盛り上がらないわこれは。ただオタク大興奮なんじゃないでしょうか。NHKみたいに、老若男女に伝わるようにすれば、これは「やさしい余市」。フロンティアってかっこいい名前ついてるけど、やさしい余市なんだよ。原料産地名の英国製造がどこのモルト使ってるかは全く想像つかず。


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