機能と利益
機能と利益について考えてみる。機能はスペックという意味で、利益はベネフィットという
意味だ。
人はものを買うときに機能を見て、その機能から導き出された利益を考えて買う。機能だけをみても、利益がわからない場合は、買わないことがある。
例えば、パソコンのスペックが高いのと低いのがある。どちらのパソコンを買うだろうか。
この時に考えるのは、自分はなんの用途に使うのだろうかということだ。
例えば、Webエンジニアとしてプログラミングをするとか、Youtubeの動画編集をするようであれば、スペックを高いものとするだろう。
反対にWeb検索や文章作成であれば、スペックを低いものとするだろう。
ここで重要なのは、自分の目的に対する利益から逆算して、機能を選んでいるということだ。
つまり、いくら機能を伝えても利益が見出せない場合は、購入しないということだ。
これを人対人に置き換えてみる。要は面接などに代表される人物評価だ。
僕は面接が大の苦手なのだが、おそらく機能ばかりを伝えていて、面接者側に対する利益を伝えられていないのではないだろうか、と考えている。
つまり、面接者がわからみたら、機能ばかり伝えられていて、私を採用する利益が見出せないのだ。
この点について、面接者の目的と利益から逆算して、機能を伝える必要がある。ないしは、その利益を伝える必要があるのだ。
商品と同じように考えれば、私はこの機能があります。だから、私を採用したら目的を達成できるメリットがあります、みたいな感じで、採用意欲を沸き立てる必要があるし、想像できるようにしないといけないのだ。
私はこの点が抜けていたと思う。だから面接が苦手なのだと思う。仕事では顧客思考ができるのに、面接ではできないと思っているのはおかしい。おそらく同じことだと理解していないことが原因だと考える。
ここで問題になるのは、未経験だと、その利益自体がないという点だ。これはなかなか難しい問題だ。なぜならば、自分を否定しないといけないにも関わらず、肯定もしないといけないからだ。
何が言いたいかというと、転職をするということは、その業界や業種にいる自分を一度否定してから、新しい業界や業種にいくことにした自分を肯定しないといけないからだ。そして、面接時に置いては、その過去の否定した自分を肯定しないといけないという矛盾に陥るのが面接だ。
私はこのギャップに少し悩んでいる。
面接というのは、基本的に過去について話す必要がある。私は過去について全く興味がなく、今と未来をよくしたいと基本的に考えている。
正直過去について具体的なエピソードを…と言われても思い出せない。ふとした時に思い出すもので無理やり思い出すものではない。もちろん準備していけと言われるのだが、それだと偽りの自分を出す気がするので、あまりしていないし、素の自分で面接に挑むのを主としている。
それも相まって、より面接苦手を上長している。
否定した過去を肯定しないといけないし、その、過去を思い出そうともしない。これでは、受かるハズもない。
ということで、どのように過去を否定しながら、肯定した過去を伝えるかというと、やはり失敗から学んだことだと思う。
たしかに、自分の業界や業種は今振り返ると良くなかったと言わざるを得ない。しかし、それをいってしまったら終わりだ。なので、そこは認めつつ何がダメだったのか、そして何を反省して、何を導き出したのか、考え出したのかが重要となってくる。
1. この業界は自分に合わなかった。
2. なぜかというと終身雇用や年功序列で意見が通らなかったり、自分の意見を言ったら怒られるようなとこがしょっちゅうあった。
3. 時代にあった業界へ行きたいと感じた。
4. 色々な方をみたきて、反面教師となったし、自分は、別の考えをもった。
のようにある事実があり、そこでどう感じたかを考え、次に生かす。という当たり前のステップで話していくしかない。最後に学んだことを付け加えるとなお良い。
このような事例を沢山みつけて、1から4をやっていくのが良いのではないかと思う。
必要であればなぜそう考えたかを一個ずつ考えていくと良いかもしれない。
後半は機能と利益からそれてしまったが、基本的には全てにおいて、今自分が話していることは自分の感想になっていないか?誰の利益になる話なのかをちゃんと考えた上で構築していくしない。
そのためにもちゃんと事前準備をしましょうね笑
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