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「現実でラブコメできないと誰がきめた?」 というラノベをボロクソに言いたい

一巻見ました。本当に…つまらない。何がつまらないのか。今回はつまらない点を3点挙げていく。

まずはじめに…

・どうでも良いキャラのデータをつらつらと表示するため煩わしい

この作品の主人公をざっと説明すると、現実で自分が主役のラブコメの世界を作りたいのだ。この作品は主人公が収集した他人の人物データを用いて、理想のラブコメ世界に適した人物を洗い出すという設定である。それにより、恋愛対象キャラや主人公の友達枠などのキャラに、ラブコメ適性があるかどうかをランク付けをしていく。ここまでは理解できる。問題は大して本筋に絡んでこないキャラクターにも細かくランク付けしている点だ。文章量を稼いでいるのか?読書感想文じゃないんだから、やめてほしいところだ。読んでてスッと内容が入らない。

・他のライトノベル作品の名前を執拗にだしている点

ライトノベル内で他のライトノベルにガッツリ触れるのは萎える。萎えるというより恥ずかしくなる。この作品はアニメ化すらされていない、世間的に無名の「千歳くんはラムネ瓶の中」というラノベの主役、千歳の名前を頻繁に出している。千歳は作中ではインキャに慕われていて千歳神と呼ばれている。この作品(現実でラブコメ…)は主役が千歳神千歳神と他のラノベの主人公を崇めているため、かなりくどい。更にチラムネチラムネとラノベヲタク内でしか浸透してないような略称で、しつこく他作品の名前を出すため、かなり辟易する。

・主人公がうざい

結局、つまらないラノベの大体の原因はコレだ。無理してハイテンション。リゼロなども主人公はウザいがそのぶん苦しい目に遭っている。だからこそ許されている。この作品の主人公は苦しい目になかなか遭わない。だから許されない。もう少し読者のヘイト管理みたいなものをしてほしい。

終わりに

この作品は文章力が他の作品に比べて低い、展開が遅いなどダメな点はまだあるが特筆すべき点ではないため割愛する。ただ面白い設定、良い絵師ではあるためアニメ化で良い脚本、良い作画に巡り合って良い作品になることを期待する。

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