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田園のタヒバリ

こんにちは、シロチです。
今季のタヒバリの観察記録を集めてみました。
タヒバリは毎年越冬のために大陸から日本に渡ってくる冬鳥で、セキレイの仲間です。ビンズイに似ていますが、体上面の色がオリーブ味のあるビンズイと比べるとタヒバリの体上面は灰褐色です。

オリーブのビンズイ(英名 Olive‐Backed Pipit)はこちら


田園に到着した頃(2024.11月中旬)
この辺りでは10月の終わり頃から田園で姿を見かけ始めるのですが、地味な色合いのタヒバリは田園ではどこに居るのかわかりづらく、警戒心が強くてすぐに「ピピッ」と鳴いては一斉に飛んでしまいます。
この日はラッキーなことに10羽程の集団がすぐ近くの休耕田に降りてきたので、暫くの間観察することができました。

昆虫や種子を採って食べているようでした 11/16
タヒバリの体上面は灰褐色、保護色ですね
(英名はBuff‐bellied Pipit)
……どこにいるか見えるでしょうか?
自分たちの姿がわかりにくい場所を知っているみたい…
いや、そのように進化しての羽衣なのですね✨

水辺で見かけたタヒバリ(2024.12月上旬)
タヒバリは池の近くでもよく見かけます。この日は12月にしてはかなり暖かく、地表近くに小さな昆虫が集まっていたようです。セキレイたちと一緒に餌を採っていました。

水の減った池にいたタヒバリ 12/2
よく見ると綺麗な羽色をしています
むむむ…何貝🐚?
(貝を狙っているわけではなさそうです)


早朝、いつもの田園で(2024.12月上旬)
声が聴こえた気がして、飛んでいた小鳥を撮ってみたらタヒバリが写っていました。タヒバリ最近見かけないなぁ…と思っていたのですが、意外といつも近くにいるけど気付かないだけなのかも知れません。

穏やかな朝、Pipit!て聴こえた気がしました 12/6


風の強い2月の午後(2025.2月上旬)
休耕田に降りた小集団の小鳥をよく見ると、タヒバリでした。突然一羽が鳴いて飛び、一斉に飛び立った数を数えると30羽近くいます。寒波で南に降りて来たのでしょうか。群れを見るのは久しぶりです。

あ。まだ残ってた 2/8
じーっ…て、こっち見てる
みんな飛んでいったよ?

飛び去った群れは、しばらくして隣の休耕田に降りてきました。

気付けばタヒバリの近くに小さな花が咲いていました
……見つかったかな💦

秋になるとちゃんとやって来るのだけど見逃してしまいがち。気を付けて見ていないと、タヒバリは春にはいつの間にか居なくなってしまいます。
次は旅立つ前の4月のはじめ頃、ほのかにオレンジ色の入った夏羽のタヒバリに会えるといいな☺️

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