【遠くはクルマ、近場はウィル】「車を出すには億劫だけど、ウィルなら便利」 ”近場”を徒歩/ウィル/クルマで移動・比較実験してみた
WHILL社は2024年3月16日(土)に、ホンダカーズ埼玉西の協力を得て、普段はクルマで日々移動している管理顧客様と一緒に、徒歩と近距離モビリティWHILL(ウィル)とクルマで、”近場”をそれぞれ移動しながら比べていただく実験を行いました。
「近場にわざわざクルマを出すのは億劫」「この距離でクルマを運転するのは面倒」「買い忘れたものを買うためだけにクルマを使うのはちょっと」
そんな経験はありませんか?
普段はクルマで移動することが多い中、今回の実験では、近場の移動を比較したことで「案外ウィルって便利」「クルマだとかえって時間がかかる」といった気づきが得られました。
使い分ける発想を持つことで、もっと移動が軽やか、そして便利になることが示された実験。詳しくお伝えします!
近場の移動比較実験 概要
実験の概要は以下の通りです。
ホンダカーズ埼玉西には、店舗とサービス工場の一角、管理顧客様へのご案内などで全面ご協力をいただきました。
■日時と場所
3月16日(土)10:00〜13:30
ホンダカーズ埼玉西 新所沢店にて
■参加者
・74〜81歳の管理顧客様 7名
・運転免許を保有し、週に1回以上運転する
■実験経路
・ホンダカーズ埼玉西 新所沢店~サービス工場
・片道 約350m
<徒歩とウィルのルート>
<クルマのルート>
■内容
・徒歩、ウィル、車でそれぞれ往復。復路は荷物を持って帰る
・往復にかかった時間の計測、アンケート回答、ヒアリングで調査を進める
■当日の流れ
10:00 集合
10:05〜10:15 事前ご説明、調査票への記入
10:15 A/Bグループに分かれ、担当者の指示に従い実験開始
10:20〜11:00 徒歩で計測、実験
待機中はウィルの操作練習
11:00〜13:00 ウィル・クルマでそれぞれ計測、実験
A:ウィル→クルマ、B:クルマ→ウィル の順番
13:00〜13:30 まとめ、解散
実験結果 サマリー
ここでは結果のサマリーを簡単にまとめています。
詳しい内容は後半に記載しています。
平均所要時間
店舗を出発するところ/クルマとウィルは乗り込むところから計測を開始。350m先のサービス工場へ向かい、荷物を持って/積んで店舗へ戻ってきたところ/クルマとウィルは降りたところで計測を終了しました。
徒歩:9分57秒
ウィル:7分16秒
車:12分46秒
という結果に。その理由を分析してみました👇
徒歩だと時速3~4kmであった一方、ウィルは人によって時速4~6kmで走行できたこと
クルマは渋滞や信号待ちなどがあったこと
徒歩・ウィルのように、クルマは安全性の観点から狭い道のショートカットがしづらいこと
※速度は参加者のペースに任せており、計測者は正確性を担保するため、少し後ろからついて行きました。
全体を通しての結果
7人中4人(6割)が徒歩/ウィル/車での移動を比較し「ウィルが自身にとって良かった」。理由は「操作が楽だった」「車を出す面倒がない」「身体的に負担が少ない」など
7人中5人(7割)が「近場(今回のルートや徒歩5~10分圏内)ならウィルが便利かも」。理由は「楽だから」「車を出す面倒がない」「渋滞に合わずに済む」など
7人中4人(6割)が距離や用途に応じて車とウィルを使い分けることについて「ちょっとした移動や外出は楽になるだろうと感じる」
徒歩で往復した結果
全員スタスタ歩ける方々。とはいえ、
実際に荷物を持って700mを歩くことについて7人中3人が若干のしんどさを感じる
2人が「行きは問題ないが、荷物を持って帰ってくるのは少ししんどい」
1人が「行きの徒歩で既にしんどい、息があがる」
ウィルで往復した結果
7人中5人(7割)が「移動が楽だった、快適に移動できた」「車よりもこの距離(近場)だったら楽」「買い物や荷物を運ぶのに便利」と回答。
7人中4人(6割)が「クルマはかえって遠回りだが、近道を走れるのでいい」「自転車よりも楽」
車で往復した感想
7人中6人(8割)が「この距離だとわざわざ車を出すのはしないかも」
7人中5人(7割)が「この距離だと車以外を使う、または他の用事と合わせて行く」
その他気づき・コメント
「普段は駐車しやすい道を選んでいる」「運転は神経を使うので疲れる」
「ウィルは車と違って回りを見渡せるので良い、外に出たくなる」
3人が車以外に自転車を利用。1人が原付/バイクを利用
徒歩で実験:「荷物を持って帰るのはしんどい」
10:00に7人に集まっていただき、事前説明を行いました。その際、普段の生活について、歩行能力、車の利用頻度、距離や目的などと関連した心理などアンケートを取りました。
7人中6人が「1km以上、休みなく歩ける」と回答。畑仕事をする方もおられ、皆さん健脚です。1人は「100〜500m歩くと痛み・疲れが生じる」としています。
それではA/Bグループに分かれて実験スタート!それぞれに担当スタッフがついて安全を期しながら進めます。
荷物には2リットルのペットボトル1本と、5本房のバナナ。普段の買い物でも購入されることが多いものを選びました。
いただいた感想。リアルですね。
徒歩で実験をしている傍ら、お待ちの間は初めてのウィルの説明を受けたり、操作に慣れていただいたりしました。
今回使用したモデルは歩道を走れるWHILL Model S。4輪、かつハンドルがあるのでクルマの運転感覚と似ているほか、自転車より安定して長く心地よく走っていただけるのが特徴です。
初めてのウィルに「楽しいね」というコメント。WHILL社としても大切にしているコンセプトの1つです。外に出る意欲につながるものだと考えており、ウィルに乗っていただいて早々に伝わったようで嬉しいです。
ウィルで実験:「近場はウィルが便利で楽」
ウィルは免許不要で「歩行者」扱いとなるため、今回の実験では徒歩と同じルートをなぞっています。
クルマと操作が似ているからか、皆さんすぐに慣れていらっしゃいました。
店舗を出発し、サービス工場で荷物を取って前カゴに入れて戻るルートです。
住宅街を通るルートなので、車の時速も制限されている(「ゾーン30」に設定されていました)ほか、車の通行自体も少なく安心して走行しやすい・歩きやすいです。
店舗スタッフさんたちも徒歩の時はショートカットしてこちらの道を通るとのこと。
参加者の方々は慣れてきた時点で、ご自身の好きなスピードでウィルを走らせていました。
多く寄せられた感想は「近場だとウィルの方が便利」。所要時間も最も短く、速いこともわかりました。近距離移動、特に歩行領域をカバーする移動手段としての強みがいかんなく発揮されています。
他にいただいた感想。皆さん往々にしてウィルで楽に移動していただけたようです。
クルマで実験:「近場でのクルマは億劫。駐車も面倒」
クルマは細い道だと安全性を担保しきれない、かつ店舗へは左折入庫が原則との観点から大通りをゆくルートを走行しました。
車庫からクルマを出して、サービス工場へ向かいバックで駐車。荷物を車載し、店舗へ戻ります。
聞かれた感想で多かったのは近場は面倒だということ。理由には駐車の問題、遠回りになることなどで、その代わりにそもそも行かないという選択をする声もありました。
いただいた感想。神経を使うというのは納得感あります、確かに疲れますよね。
返納前からモビリティを使い分けることがロングドライビングライフを楽しめる1つの秘訣
まとめると、近場はウィルが便利であるとともに、時間的にも早いことがわかった結果となりました。
ウィルについて、移動について語らう場面も。
日々の移動を一度ちょっと見直してみる、家族で話し合ってみる。もっといい自分らしい快適な移動生活が見つかるかもしれません。
そう考える方もいらっしゃいます。”免許返納前/後”というゼロイチではなく使い分ける・併用するという考えを持ってみると、「あれ便利だったわ」「早くから使ってよかった」という発見があるかもしれません。
WHILL社は免許の「返納前」からモビリティを使い分ける移動習慣を提唱します。
便利な車は使い続けながら、近場の運転が億劫になるときはウィルで移動するスタイルを提案することで、自立的に移動し続けられるロングドライビング習慣を定着させ、本人も家族も安心快適な移動社会にしていきたいと考えています!
実際にモビリティを日々の生活の中で使い分けるユーザーさんも紹介。
遠くのイオンはクルマ、近場の買い物はModel Sで行きます。
ウィルは免許不要で「歩行者」扱いの近距離モビリティ
ウィルは免許不要で歩行領域(歩道・屋内外)を走れる近距離モビリティです。電動車椅子規格で開発されており、最高時速は6kmで道路交通法上は「歩行者」の扱いとなります。
3モデルをラインアップとして展開しており、お客様の身体状況や移動ニーズ、住環境、ライフスタイルに応じて適したウィルを選んでいただいています。
ウィルを試乗・購入できる店舗へ
ウィルは、自動車ディーラーなど全国の正規販売店で試乗や購入、相談が可能です。今回協力を得たホンダカーズ埼玉西で試乗・相談・購入したい場合は、店舗一覧をご参考ください!
ちなみに今回の舞台は新所沢店。店長も他のスタッフさんもとても素敵でした。
埼玉県以外でも、ご自宅から行きやすい店舗をWHILL公式HPより探すこともできます。
試乗をご希望の場合、店舗の混雑状況や試乗機体の手配準備などから、事前ご予約をお願いいたします。