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【メディア掲載】電動車椅子だけではない。WHILLのオムニホイールが配送ロボットにも採用/スマートモビリティJP
WHILL社は2024年10月、【Japan Mobility Show Bizweek 2024】で、歩道を走るロボットの足回りに活用できる電動モビリティプラットフォームを披露しました。
そこで取材を受けたのが今回紹介したい記事。スマートモビリティJPで紹介されています。
ロボットの足回りへの領域拡張
安心安全設計にこだわった近距離モビリティ「ウィル」は快適な移動手段として世界中のユーザーに使われています。創業以来培ってきた技術力やノウハウをいま、歩行領域ロボットの足回りとして提供拡張することにも力を入れています。
背景にあるのは、将来の労働需要に対する労働供給不足への懸念。特に物流・介護業界などは身体的負担がかかってくる業務も多く、歩行領域ロボットへの活用可能性に期待が寄せられています。
実際、自動運搬ロボや、日本通運とも倉庫作業モビリティを開発中です。
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特許取得のオムニホイール
安定して小回りが効き、走破性にも優れるのがWHILLのシンボルのオムニホイール。2014年に発表した初号機から受け継がれている特殊なタイヤです。
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まるでその場でクルッとUターンできてしまうような感覚。この特性を支える技術は前輪に採用されているオムニホイールで、タイヤの円周を10個の筒状ゴムですき間なく覆い、路面に接地する部分が横方向に回転(駆動)することで後輪を軸に方向転換できる。
縦横無尽の走行力を誇り、初見ではその動きに釘付けに。
人が乗っても違和感のないスムーズな走りとパワフルな強度を、オムニホイールで両立するのは難しいらしいのですが、それを実現させている技術がWHILL社取得の特許の一つ。(注:あくまで平易かつシンプルに伝えていますが、実際はもっと複雑な説明を要します)
このオムニホイールをベースに、3つのラインアップを取り揃えるのもWHILL電動モビリティプラットフォームの強み。外部からの制御にも柔軟に対応します。
カスタムの自由度と汎用性の高さ、コストパフォーマンスにも優れたモデルといえそうだ。
あらゆる歩行領域のプラットフォーマーへの期待
モビリティであれロボットの足回りであれ、一貫するのは「近距離移動の課題解決」。
人が乗るモビリティとしてのウィルだけではカバーしきれないエンドユーザーや働く人の「近距離移動」の困りごとを、新たな領域や業界、分野へのプラットフォーム提供を通じてとことん解消していきたいと考えます。
一般のひとの目に届く電動車椅子やシニアカーだけでなく、今後製造業や物流を裏で支える機器としても、オムニホイールが活躍していくのだろう。
WHILL電動モビリティプラットフォーム事業を立ち上げ、推進する人物を深掘りしているnoteも公開▼
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