WHILLのある社会をつくることほど、マーケターとしてやりがいのある仕事はない
【プロフィール】
菅野 慶応義塾大学環境情報学部卒業後、株式会社電通にて、マーケティング・ソリューション部に配属。以来、車、玩具、電気機器、化粧品などのマーケティングのコンサルテーション、およびコミュニケーションプランニングを行う。2015年、2016年に産休・育休を取得し2児の母となり、2017年に再び電通に復帰し、化粧品業界を中心とした数々のプロジェクトを実行。2020年1月からWHILLマーケティング・コミュニケーション部のチーフディレクターに就任。
マーケティングにのめり込んだ日々
ーWHILLに入るまでを教えて下さい。
幼少期から学生時代まで、イギリス・アメリカ、日本では静岡・東京・神奈川といった感じで引っ越しを繰り返す人生でした。中学生時代から両親と離れ、寮に入り、親と離れる生活を海外でもしてきましたが、環境が著しく違う中、多少環境が変わっても驚かず、またどんな制約があっても仲間を作って楽しみつくす精神と能力は身についた気がしています。
大学では人間工学の研究室に所属して、実際の企業と産学連携プロジェクトなどを多く行ったことが原体験となり、単なる思い付きのデザインやクリエーションではなく、「リサーチを踏まえたデザイン」「ビジネスとして成功するクリエーション」ということに、この上ない楽しさと魅力を感じるようになりました。このことが軸となり、その後、大手の広告代理店に就職するきっかけになりました。
入社した広告代理店では、大企業の担当が多く、最初の4年間で自動車業界や電気メーカーの調査関連の業務携わったのち、1年間、金融業界の営業担当を経験。
その後は、いわゆる一人立ちをして、さまざまなブランドのメインの戦略マーケターとして、複数のプロジェクトを担当するようになりました。玩具ブランドのリニューアルキャンペーン、食品メーカー全ブランドのコミュニケーション立案、携帯会社の日本ローンチキャンペーンなどなど、クリエイティブ・営業チームと一緒に、マーケティング戦略を考え、アイディアを出すプランニングの仕事は本当に楽しく、のめり込んでいました。直近では化粧品会社のメインプランナーとして、グローバルブランドからドラッグストアブランドまで様々とやらせて頂いていました。
本当のやりがいとは?
ーWHILLを知った経緯や入社した経緯はどのようなものだったのでしょうか?
入社して10年も過ぎたころ、結婚・出産を経たことで、自分が子供をあずけてまで働く仕事に対しては、より自分にとっての本当の意味でのやりがいを求めるようになっていました。
広告代理店での仕事はキャリアもあり、人間関係も居心地が良い反面、コンサルタントとして選択肢を提示する仕事よりも、マーケターとして自分が数字を背負って判断・決断する、というビジネスにおける主体性がある環境に行ったほうが自分はやりがいを持って取り組めるのではないかと漠然と感じ始めていました。
WHILLのことは創業まもなくの頃、Facebookで知り、当時ものすごく感動したことを覚えています。人間工学を学んだ私にとって、概念的/教科書的に、こういうプロダクトの生み出し方があることは知っていたけど、それをすごくかっこよく実現している人たちを見たことがなかったので、ものすごく衝撃を受けました。しかも、それを作っているのが自分とかわらない年代の人達ですごいなと。
環境を変えてみよう、と転職を選択肢の一つとして考えたときに、自分がその組織のビジョンに共感できたり、それを広める社会的な意義性を感じられる商材や会社にしたいと強く思っていて、それってなんだろうと思った時に、WHILLみたいな会社がいいな、とWHILLを思い出したのです。
改めて会社について調べたら、従業員数が300人と、規模がすごく大きくなっていて、成長のスピードに驚きましたし、これから製品を世の中に拡張していくフェーズなので、自分がこれまで培ってきたマーケティングのノウハウがマッチするタイミングだと感じ、これだ!と思い、応募しました。
偶然にもその時期、ランチをしていた前職の同期が杉江社長と友人だったことが発覚し(笑)、すぐにメッセンジャーでつないでもらい、話はトントン拍子で進みました。
ー現在WHILLではどのような業務を担当されていますか。
WHILLでは、マーケティング戦略の立案、実行を担っています。マーケティングプランの立案などの上流から、ファンを増やすためのマーケティング、HPの抜本的な改善、新規チャネルの開拓など、守備範囲は多岐にわたります。
WHILLに入って驚いたことは、ずばり少数精鋭のメンバーで、生産性が高いことだと思います。「WHILLを拡大しよう」というゴールが明確で、誰もがその認識だからこその生産性・効率性なのではないかと思っており、同じゴールに向かってプロダクティブな議論が日々繰り広げられています。
それと、本部内の風通しもよく、日々何気ないブレストが社員同士ででき、すぐにその新しいアイディアを実行にうつしていけるのは楽しく、やりがいを感じます。ちょっとしたユーザーさんの反応でスタッフと一喜一憂したり。日々仕事の「手触り感、手ごたえ」を感じられる環境だと思います。アイディアの種を実現化し、成功させなければならない大変さ・プレッシャーはありますが、この自由闊達な環境があるのは素晴らしいことだなと。
そして、みんな熱量があり、仕事が好きですね。一見クールに見える技術系の社員も、ちょっとした会話の時にWHILLの仕事が好きなんだなと垣間見えたりして、とてもいい雰囲気の会社だなと思っています。
WHILLがあるのが当たり前の世界に
ー今後、これまでの経験を活かし、WHILLをどうしていきたいか、教えて下さい。
何かで読んだのですが、大きなイノベーションは、3つの要素がそろって起こるそうです。
1つ目に「社会構造の変化」。例えば、高齢者や核家族の増加などが当てはまります。
2つ目に「技術革新」。例えば、IoTや自動運転技術など。
そして3つ目が、「心理的変化」。例えば環境志向の高まり、安心安全志向などがそうで、この3つの要素が合わさったときに大きなイノベーションが起こるそうです。
これをWHILLに当てはめると、高齢者が増えているという「社会構造の変化」はまさに起こっているし自動運転技術の「ITの変化」も顕在化しています。あとは人々がこの乗り物をどう認識するか、という心理的意識・固定概念にテコ入れすれば、製品はもっと多くの人に必要とされ、本当にイノベーションを起こすような商品になると思っています。パラリンピックの開催や、ダイバーシティー体制の強化など、社会的には、その追い風が来ていて、今がまさにテコ入れ時なのではないかと。
WHILLのある社会をつくる市場創造ほど、マーケターとしてやりがいのあるものはないと思っています。ここで出会った仲間とともに大きなイノベーションを生み出せるよう、励んでいきたいと思います。
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