Non-League Monthly Report 8月編
ひょんなことから、Walton & Hersham FC (ウォルトン・アンド・ハーシャムFC) という縁もゆかりもないクラブを応援するようになった日本人です。
クラブの最新情報や試合結果、その他ノンリーグの情報などを発信していきます。
さて、いきなり始まりました、Non-League Monthly Report!
このコーナーは、National League TV年間プラン契約者 (10ヶ月の契約で約30,000円) であり、YouTubeでノンリーグクラブ約100個と、ノンリーグクラブのサポーターによるVログチャンネル約30個をフォローするわたくしWalton & Hersham FC Japanがお送りする、月報的な企画です。
以下のルールでやっていくことにします。
・月1回、前月のノンリーグのリーグ戦からベストゲーム、ベストゴール、ベストセーブを選出して紹介する。
・私がなんらかの手段で観た試合のみが対象。そもそもどこにも配信されていない、またはされていても不運にも私が観なかったものはどうしようもないので、考えないこととする。
・よって、ノンリーグと言っても現実的には5部〜ギリギリ8部ぐらいまでが調査の限界。
ではさっそく、8月のノミネートを見ていきましょう!
①ベストゲーム
Chesterfield 4-3 Dorking Wonderers
8/5, National League (5部)
昨シーズンの昇格プレーオフ決勝、ノッツ・カウンティに対して二度リードを奪うも、それぞれ90分間近の終盤と延長後半で追いつかれ、最後はPK戦で散ったチェスターフィールド。ドーキング・ワンダラーズをホームに迎えた今シーズンの開幕戦でも、さっそくそのジェットコースターな戦いを見せてくれた。
この試合、22分のチェスターフィールドの先制点に始まり、追いつかれ→逆転され→追いつき→逆転し→再度追いつかれ→勝ち越しと、あらゆる得点状況を余すことなく披露。しかもドーキングの最後の同点ゴール (3-3) と、チェスターフィールドの勝ち越しゴール (4-3) はいずれも90分を超えてからと、これぞ筋書きのないドラマという他ない試合展開だった。
この記事を書いている9/21現在、10試合消化して8勝1分1敗、26得点17失点で堂々の首位に立つチェスターフィールド。無得点に終わった試合がない一方、クリーンシートも1試合しかないというエンターテイナーっぷりに、今後も目が離せない。
②ベストゴール
Tom Broadbent (South Shields)
8/19, vs Scarborough Athletic, National League North (6部)
この記事を読んでいる大多数のトム・ブロードベントをご存知ない方は、上の動画を観てこう思っただろう。「えっ?最初にボールを持ってはったんがブロードベントなん!?」と。(京都人っぽい口調に意味はありません。脳内でご自身の方言に直してお読みください。)
フットボールでたまにこういう位置からのゴールを見ることがあるが、こんなに低弾道の軌道を描くゴールは記憶にない。しかもよく見ると、相手GKが前に出すぎているわけでもないのがわかる。本人の思い切りの良さと、シュートのスピードやタイミング、相手GKの油断などが絶妙に重なり合った奇跡的なゴールと言える。
ちなみに現在31歳のブロードベントは、19歳から25歳ごろまでイギリス陸軍に所属し、アフガニスタン駐留も経験した異色の経歴の持ち主。そんな選手にも出会わせてくれるノンリーグの奥深さに、ますます引き込まれるばかりである。
③ベストセーブ
Jack Ruddy (Dulwich Hamlet)
8/12, vs Hashtag United, Isthmian League Premier (7部)
実質7部のイスミアンリーグ開幕戦でビッグセーブを連発し、前半で数的不利に陥ったダリッジ・ハムレットを救ったジャック・ラディ。喫した2失点も、オウンゴールとディフレクションで軌道が変わったゴールで、彼にできることはほとんどなかった。
どれをベストセーブに選ぶか迷うほどの活躍だったが、ハッシュタグ・ユナイテッドのYouTubeチャンネルのコメンタリーに「ピッチからつまみ出せ!(Get him off the pitch!)」と言わしめた69分ごろのセーブを選出。ぜひ動画をフルで観て、ラディの活躍とコメンタリーの声がどんどん高くなっていく様子を楽しんでほしい。
以上、Non-League Monthly Report 8月編でした!
なぜ9月も後半に差し掛かった今になってこれを書いたかというと、この企画を思いついたのが3日前だったからです!来月からは月の前半に書くようにします!
では9月編で、、いやそれまでに何らかの記事でお会いしましょう!