見出し画像

Walton & Hershamについて覚えておくべき6つのこと

ひょんなことから、Walton & Hersham FC (ウォルトン・アンド・ハーシャムFC) という縁もゆかりもないクラブを応援するようになった日本人です。
クラブの最新情報や試合結果、その他ノンリーグの情報などを発信していきます。

さて、Walton & Hershamを応援するということで始めたこのnoteですが、そもそもWalton & Hershamってどんなクラブやねんってことをまったく書いていませんでした。

そこで今回は、私が調べたWalton & Hershamの情報で、これだけは覚えておくべき!という6つのことを書いていきます。

主な情報源はWikipediaです。
良い子はWikipediaの情報を鵜呑みにしないように。


1. 1945年創立のセミプロクラブ

1945年、イギリス南東部のサリー州に本拠地を置く2つのクラブ、Walton FCとHersham FCが合併し、Walton & Hersham FCが誕生しました。
セミプロ含めて1800年代創立のクラブがゴロゴロいるイングランドでは、比較的歴史が浅いほうだと思われます。
(例:昨シーズン同じリーグを制覇したBasingstoke Town FCは1896年創立)

これは完全に余談ですが、同じく1945年にサリー州で生まれた著名人にエリック・クラプトンがいます。


2. 愛称は "The Swans"

愛称は、クラブのクレストにも描かれているSwans(白鳥)です。
右側でボールに乗っているのは何らかの鳥です。
サリー州は(たぶん)自然豊かな地域で、(たぶん)湖や丘がたくさんあるので、(たぶん)そこに生息する動物がクラブの象徴とみなされるようになりました。


3. フットボール界のレジェンドとの意外なつながり

Walton & Hershamとつながりのある大物として、以下の2人が挙げられます。

①サー・スタンリー・マシューズ
イングランドフットボール史に残るウイングの名選手
初代バロンドール受賞者(1956年)
1970年代後半にWalton & Hershamが消滅の危機に瀕した際、一時的に会長に就任し、経営を立て直しました。
なお、古巣でも地元でもないのに会長に就任した理由は不明。

②マーティン・タイラー
プレミアリーグの解説者の第一人者
コーチ業もやっている(もしくはやったことがある)そうで、2005年にWalton & Hershamの監督に就任したのが指導者としてのキャリアの始まりだそうです。


4. 2019年に19歳の学生7人組が買収

2018-19シーズン終了後の6月、19歳の学生7人組がクラブを買収します。
下部リーグへの降格やスタジアム移転によりファンの心が離れていましたが、"World's Youngest Football Club Owners"(世界最年少オーナー)を自認する彼らの尽力により、クラブを取り巻く雰囲気は一変しました。

彼らの買収はメディアでも取り上げられ、国内外からクラブが注目される大きな転機となりました。


5. SNSのフォロワー数が脅威的

彼らの取り組みの最たるものが、若者の視点を生かしたSNSでの宣伝です。
Tik Tokのフォロワー数はなんと100万人!
世界中の(おそらく相当マニアックな)フットボールファンに注目されるクラブに変貌を遂げました。

Tik Tok以外にも、公式YouTubeチャンネルで試合をライブ配信するなど、時代の波を反映したクラブ経営を行なっています。


6. 3シーズン連続昇格を達成

買収によって改善されたのは、もちろんSNSのフォロワー数だけではありません。
当時実質10部に所属していた2020年4月、Scott Harrisが監督に就任。
ペップ・グアルディアラを師と仰ぐ彼のもと、長期的なビジョンでテクニカルなフットボールを展開します。

Scott Harris(見た目があんま監督っぽくないと思うのは私だけ?)

するとチームの成績が上向き始め、さっそく翌2021年に実質9部のCombined Counties Football League Premier Division South(長っ!)への昇格を勝ち取りました。

その後、2022年にIsthmian South Central Division(実質8部)へ昇格。
2023年4月には(私も観戦した)7部への昇格プレーオフを制し、3シーズン連続の昇格を達成しました。


いかがだったでしょうか?
この記事を読んで、少しでもWalton & Hershamのことに興味を持ってもらえたら幸いです。

では、約2週間後のリーグ開幕に向けて、引き続き情報収集していきます!

いいなと思ったら応援しよう!