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〜ティーンエイジドリーム〜 共同オーナー、カロジェロ・スカネラのインタビュー

ひょんなことから、Walton & Hersham FC (ウォルトン・アンド・ハーシャムFC) という縁もゆかりもないクラブを応援するようになった日本人です。
クラブの最新情報や試合結果、その他ノンリーグの情報などを発信していきます。

7/19(金)、Walton & Hershamが所属するSouthern Leagueの公式サイトに、クラブの共同オーナーの一人であるカロジェロ・スカネラのインタビューが載っていました。今回はそれを訳して紹介します。
久しぶりに新加入選手の情報以外の記事です!どうぞ!


ウォルトン&ハーシャム, ティーンエイジドリーム
クラブは2019年以降、若く活気あるオーナーのもとで大きな旅路を歩んできた

カロジェロ・スカネラがウォルトン&ハーシャムの共同オーナーの一人になるまでには、魅力的なストーリーがある。

まだ20代前半の彼は、10代のうちに友人たちとピッチング・イン・サザンリーグ・プレミアサウス・クラブの経営を引き継いだ。5歳のときに父親に連れられて観戦に行ったのが始まりだが、数年後、大学での勉強の合間に戻ったときのクラブは、まったく違うものだった。降格争いをしていたクラブは、50人にも満たない観客しか集められず、ひざまずいたような状態だった。スカネラは何かしなければならないと思った。

彼は学校の友人たちを動員し、クラブを買収するというアイディアを提案した。説得には時間がかかったが、最終的にそのうちの7人が2019年夏にわずかな費用でクラブを買収し、その過程で負債をすべて引き受けた。当初は懐疑的な見方もあったかもしれないが、彼らは本気であることを証明し、過去5年間で2度の昇格と前期末のプレーオフ出場圏内を含め、グラウンド内外でクラブの運命を好転させてきた。

その過程で、いくつかの厳しい決断を下さなければならなかった。確かに、すべてが順風満帆だったわけではなく、多くのハードワークと決断が必要だったが、スカネラはその全てを楽しんでいる。

「ウォルトン&ハーシャムで指揮を執るのが6シーズン目になることに気づいて、最近、自分自身をつねってみたくなったよ。プレシーズン最初の親善試合、ヘイスティングスU18との対戦で、入場料2ポンドを徴収するテーブルに座っていたのが昨日のことのようだ。その日の観客は12人だったね」

「2019年からの旅路はアンビリーバブルで、ありとあらゆる感情を経験した。人生でこれ以上やりたいことはない。私が学んだ最大のことは、常に学び、適応しなければならないということだ。どのクラブに行っても得るものがあるし、違う考え方を受け入れることができる限り、常に改善すべき点があると心から信じている」

「まだ楽しんでいるかって?もちろん!私が言うのはおこがましいかもしれないが、年々、このサッカークラブを成長させるエネルギーが増しているように思える」

クラブは昨シーズンの大半をトップ集団の中で過ごし、プレーオフ進出まであと3ポイントに迫った。

「昨シーズンは大成功だったと思う。新しいリーグでプレーオフ圏内に肉薄し、観客数も増えた!」

「クラブにステップ6からステップ3まで在籍してきたが、当然ステップ3への昇格がいちばん大きかった。昨シーズンのいくつかの試合は、私たちが今競争しているフットボールクラブの大きさを如実に示しており、私たちはクラブの財政的安定を維持しながら、サッカーレベルで競争するためにこれまで以上に努力しなければならない」

「サザンリーグはタフなリーグで、誰もがそれを知っている。昨シーズンはハンガーフォード・タウンだけがナショナル・リーグ・サウスから降格してきたが、今シーズンの降格組はトーントン・タウン、ハヴァント&ウォータールービル、グロスター・シティだ。それだけに、今シーズンは昨シーズン以上の競争が期待できる。昨シーズンは、このリーグがその日誰が誰を負かしてもおかしくないリーグであることを示したと思う」

「文字どおりどこを見ても変化だらけで、控えめに言っても忙しい夏だった。それは多くのチャレンジをもたらすが、多くのチャンスと興奮ももたらす。何が起きるか楽しみだね!」

最後に、スカネラがクラブに対して抱いている短期的、長期的なビジョンについて話した。

「現状では、来週のプランすらほとんどないんだ」彼は笑顔でそう話した。「ミーティングを忘れてしまうので、グーグルカレンダーを使わざるを得ないんだ!」

「最終的には、私たちのコミュニティと集客地域が誇りに思えるようなものを作りたい。手頃な値段で良いエンターテインメントを提供できるような場所をね」

「今シーズンの日程が発表され、開幕がますます近づいている。このクラブを正しい方向に進めていくのが待ちきれないよ」

子どもの頃に応援したクラブのオーナーになる!リアルサカつく!
全フットボールファンの夢ですよね!

もちろん大変なことのほうが多かったと思います。直近だと、3季連続昇格の立役者のスコット・ハリス監督を解任した際は、クラブのサポーター以外からも疑問の声や批判が噴出していました。 
それでも「その全てを楽しんでいる」と言えるメンタルは尊敬に値します。

訳していて (というかDeepLの訳をコピペしていて) いちばん印象に残ったのが、最後の「私たちのコミュニティと集客地域が誇りに思えるようなものを作りたい」という一文です。(原文は "we want to create something that our community and catchment area can be proud of.")

「最終的には」という前置きで話していましたが、もうほとんど実現しているのでは?と思いました!
ホームゲームは常時500人ほどの観客が詰めかけているようですし、それは上記の監督解任の直後も変わりませんでした。これは地元ファンから、ちょっとやそっとじゃ揺るがない信頼を勝ち得ている証拠だと思います。「クラブより大きな存在はない」というやつです。

また、YouTubeやSNSの積極的な活用により、世界中にファンを増やしているのも魅力のひとつではないでしょうか。もし私がローカルファンだったら、試合が世界中で観られていることを絶対に誇りに思うはずです!

あと、この人はけっこう頻繁にXでいいねしてくれるので好きです!

以上、カロジェロ・スカネラのインタビューを紹介しました!
8月に観に行ったときに話す機会を持てたらいいなと思います!
ではまた!Come on you Swans!


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