Wherebyが考える、リモートワーカーになるために必要なこと
テクノロジーの進歩により、現代社会では多くの人が在宅ワークをすることが可能になりました。新型コロナウイルスの大流行に伴い、雇用主と従業員は感染拡大を抑えるためのさまざまな対策を講じてきました。その結果、リモートワークが爆発的に増加しています。
2020年4月の英国国家統計局の統計によると、ソーシャルディスタンス対策が実施されたことにより、雇用されている成人の49.2%がリモートワークを始めたことが明らかになりました。これは、約500万人の労働者がリモートワークをしていることを意味します。
世界的なパンデミックにより、世界中のワーカーができるかぎり自宅から仕事をすることを強いられていますが、多くの人々はそのベネフィットを感じ始めています。中には、オフィスで働くよりもリモートワークを好む人もいるでしょう。
リモートワーカーになることについてもっと知りたい人のために、Wherebyチームによく届く質問に答える形で、このトピックについてお伝えします。
人はなぜリモートワーカーになるのか
COVID-19は世界中のビジネスに大きなインパクトを与え、今では多くの人が可能なかぎり在宅ワークをするようになっています。そのため、ひとつの大きなリモートワークの利点は、新型コロナウイルスの蔓延を遅らせることだと言えるでしょう。
しかし、COVID-19に取り組むことだけがリモートワークの理由ではありません。人々がより在宅ベースの働き方を好んで選択するのには、下記のようなたくさんの理由があります。
快適さ
オフィス環境で働くことを楽しむ人も多くいる一方、自宅で仕事をするほうが快適だと感じる人もいます。自宅ならではの快適な環境に身を置いて、より穏やかな9時〜5時のワークタイムを過ごせるでしょう。
仕事の柔軟性
リモートで仕事をするスキルを持つことはまた、あなたの仕事により多くのフレキシビリティ(柔軟性)を与えてくれます。たとえば、リモートワーカーが会社から遠く離れたところに引っ越したいと考えた場合、仕事に与える影響はオフィスで働く人よりも遥かに少なくなるでしょう。
さらに、あなたがもし子供を持つことになったら、自宅からすべての仕事をこなすことができれば、時間を短縮するなどして仕事をそのまま続けることもできるでしょう。
お金の節約
リモートで仕事をすることで、毎日の通勤にかかる交通費を大きく節約できるだけでなく、食費や服のコストも削減できるかもしれません。
生産性の向上
自宅で働くことで仕事量が減っているのではないかと心配する人もいますが、実際にはリモートワークによって正反対の効果がもたらされる可能性があります。同僚から声をかけられたり作業を中断させられたりすることなく、自分の生産性を最大限発揮することができるのもリモートワークの利点です。
数多くの潜在的なメリットがある中で、人々がリモートワークを選択する理由はそれぞれです。リモートワークは、働く人が自分の勤務環境を自分でコントロールできるようになり、より快適に仕事ができるよう最適化する選択肢をもたらします。
リモートで活躍できる職種とは?
リモートワークで行える職業はいろいろとあります。あなたがその仕事を在宅で行えることは、その仕事自体がもつ性質だけでなく、必要とする設備や環境にもよってきます。
リモートで行なうことが比較的簡単といわれる職種には、以下のようなものがあります。
ライター
この職はかなり広い範囲をカバーしますが、あなたの職業の主な役割が「書くこと」なのであれば(ブログや新聞、または本など)、ラップトップやデスクトップ型PCを使用して簡単にリモートで行えるかもしれません。
IT開発者またはコンサルタント
ウェブ開発、ソフトウェアエンジニア、アプリ制作など、幅広い職種をカバーしています。多くのエンジニアや開発者は、在宅ワークをすることが難しくなく、フレキシブルに時間を使って働くことができます。
デジタルマーケター
デジタルマーケターは主にオンラインで仕事をしています。これはラップトップやスマートフォンなどの適切な設備を自宅に用意することも必要で、リモートで仕事をするうえで欠かせません。
バーチャルアシスタント
これは、クライアントに対して管理系の業務を行なう個人事業主の一種です。アシスタントの自宅などから、メール対応、アポイントメント調整、電話などをリモートワークで行います。
これらは、リモートワークで行える一般的な仕事のうちのいくつかです。この職種しかリモートで行えないという意味ではありません。
リモートワークができるかどうかは、業務内容、雇用主やそれに近い人の考え方、そして効果的にリモートワークを行なうための設備を揃えられるかによります。
リモートワークに必要な機器とは?
リモートワークをするためにどんな機器が必要となるかは、仕事の内容によって大きくことなります。基本的には、安定したインターネット環境、ラップトップまたはデスクトップ型のPC、同僚や取引先と連絡を取り合うためのスマートフォンなどです。
その他、リモートワークに欠かせないものとしては、ビデオ会議ツールやパソコンのカメラなどがあります。これらを使用すれば、会社のミーティングに参加したり、画面を共有して仕事に関するタスクを説明したりすることができます。
リモートワーカーになるには資格やスキルが必要か
在宅で行える職業の数はたくさんあるため、どんなスキルが必要となるかは、リモートワークであることよりも職業の性質次第といえます。
リモートワークに必要不可欠な資格やスキルはありませんが、効果的に在宅で仕事をするためには、一定のスキルセットを備えている必要があります。それは下記のとおり。
- あなたのタスクがきちんと整理されていること
- 家庭生活と仕事を切り離すことができること
- 同僚との効果的なコミュニケーション(電話、ビデオチャット、メールを介して)
- 自立心があり積極的であること
自宅で仕事をできるようになることは、あなたのキャリアステップという意味でも、ベストな転換になるでしょう。しかし、それを効果的に行なうには、この記事で紹介したスキルやマインドセットをもっていることが重要です。
原文:How to become a remote worker
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