20190831_留学_キャリアトーク_広報用_

留学×キャリア イベントレポート①

8月の最終日。
関西大学梅田キャンパスにて、「留学帰国後ワークショップ」が開催されました。

このイベントは、留学から帰国した関大生を対象に、留学の振り返りや今後のキャリアを考えることを目的として開催されました。

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夏休み中にも関わらず、20名以上の関大生が参加してくれました!

イベント発案者は、関西大学卒業生で、トビタテ!留学JAPANプロブラム生(3期生)として留学されていた方です。

「肩に力を入れずに、素直な気持ちで」という言葉通り、ラフな雰囲気でイベントがスタートしました。

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↑アイスブレイクの様子

第1部〈前半〉 「留学×キャリアトーク」

第1部〈前半〉では、大学生のときに留学を経験し、様々なキャリアを歩んでいる3名の先輩にお話をしていただきました。

なんと!!
1名は東京から、1名はマレーシアからオンラインで参加してくださいました。

◆経済学部卒業生:大学3年次秋学期~大学4年次春学期 / タイ / FAメーカー
◆社会学部卒業生:大学2年次秋学期 / アイルランド /建設会社
◆政策創造学部卒業生:大学3年次秋学期~大学4年次春学期 / マレーシア / マレーシアの会社で日本人採用担当

大学での学部も、現在のキャリアも多様ですね。
参加されている現役関大生は、7~8月に帰国された方が多かったようですが、学部は様々でした。

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みなさんメモを取りながら一生懸命聞いています。
さて、気になる話の内容を見ていきましょう!

1. 就職活動について

まずは、先輩がどのような就職活動をされたのかを聞いてみました。

◆経済学部卒業生
留学していたこともあり、「周りの就活生よりできる」と思っていた。しかし、自分の行きたい企業の選考になかなか通らなかったため、10月に就活をストップし、とにかく参加できるインターンシップにチャレンジ。その後は自己分析をしっかり行い、ぶれない軸を決めたことで、選考を通過できるようになった。

◆社会学部卒業生
留学が2年次秋学期だったため、周りと同時期に就職活動をスタート。大学のキャリアセンターが主催する就活セミナーに参加したりしていた。一般の就活情報もチェックしていた。

◆政策創造学部卒業生
留学後1年間休学して日本で就職活動を行ったが、8月頃になっても内定はもらえなかった。そこから「英語を使った仕事がしたい!」と思い、海外就職にシフトチェンジ。英語力の向上につとめたり、英文で履歴書を作成して海外の友人に添削してもらったり、実務経験を積むためコールセンターでアルバイトをしていた。

2. 就職活動において留学経験が活かせた部分

留学という経験を、就職活動でどのように活かしたのでしょうか?
これから就職活動を行う帰国生にとっては気になる内容ですね。

◆経済学部卒業生
留学している人の強みは、「自分の色を出せる人が多い」ということ。留学は能動的に動くことが多いので、この姿勢を活かして、大手企業から中小企業までいろいろな所に顔を出した。

◆社会学部卒業生
留学中に自分で工夫しながら戦略を立ててテストをパスできた、という「大変なことを乗り越えた経験」が自信になった。

◆政策創造学部卒業生
留学で身につけた英語力はもちろん、海外で多くの友人ができたのが良かった。留学先とのネットワークを活かし、海外就職を目指す中で、英文履歴書の添削などで助けてもらうこともできた。

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3.現役生へ向けて就活のアドバイス

最後に、関大生へアドバイスをいただきました!

◆経済学部卒業生
今の段階で職業を絞らず、トライ&エラーの数を増やすこと。インターンシップにたくさん行くと、その仕事のリアルがわかり、イメージとのギャップが見つかることも。実際に足を運ぶことが大切!そして何より、今を楽しむこと!!

◆社会学部卒業生
自分について知ることが大切。友達と話をして、客観的な視点から自分を深堀りするのがオススメ。

◆政策創造学部卒業生
給与やポジションの面で差が出てくるため、海外就職を考えている方は英語力が落ちないように。就職活動をする際は、最低限のビジネスマナーは身につけておいた方が良い。

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3. 質問タイム

イベントに参加してくれた現役生から、たくさんの質問があがりました。
その中からいくつかピックアップしてみます!

●語学力の維持はどうすれば良いですか?
・仕事で語学を使える仕事を選び、仕事で使って思い出す。
・SNSでホストファミリーや海外の友達に定期的に連絡をとる。
・Global Lunch Picnicに参加する。(現在はMi-Roomのイベントになっています。世界中に友達を作るチャンス!)
・テストを受ける。(TOEIC・IELTSなど、留学前に受験したことがあるテストを受けると結果が見えやすくなります。)

帰国後も、身に着けた語学を使う機会を継続的に持つことが大切ですね。

●なぜ外資系企業ではなく、日本で就活しようと思ったのですか?
・海外に行ったからこそ日本が良いと思った。
・これから企業が海外進出するための即戦力になれる。(「一緒に海外部署を作っていこう」と言われたという経験談も!)
・海外駐在を視野に入れていた。

外資系企業ではなくても、海外と関わる機会はたくさんあるようです。
これから海外進出をする企業にとって、留学を経験した学生は魅力的なはず!

●就活前の自分にどのようなメッセージをおくりますか?
・「自分に限界を決めずに、いろんなことにチャレンジ!」
・「まだまだチャンスはたくさんあるので、日々自信を持って過ごしてほしい」
・「そのままでいいんちゃう?」

お話をしていただいた先輩方の個性が光るメッセージでした!

この他にもたくさん質問があがり、最後まで盛り上がりました(^^)

第1部〈後半〉 「SAPAのキャリア」

第1部〈後半〉では、今年度関西大学を卒業する学生留学アドバイザーSAPAの2人と、前半にもお話をしてくださった社会学部卒業生の方を囲んで、お話を聞きました!

学生留学アドバイザーSAPA
◆Naoya:文学部4年次生 / 認定留学 / カナダ / オーストラリアの大学院に進学予定
◆Hayami:商学部4年次生 / 交換派遣留学 / イギリス / 外資系コンサルティング会社に就職予定

どんな話を聞くことができたのでしょうか?

◆Naoya
留学中にターニングポイントが2回あったとのこと。

① 留学開始から1ヶ月後
集団授業での留学が初めてで、教え方に興味を持った。調べてみると大学院がヒットし、TESOL(英語教授法)を見つけた。もともと教師志望だったこともあり、「これ、ピッタリじゃん!」と思った。

② 留学の2/3が過ぎたころ
語学学校全体のプレゼン大会で1位になった。友達と留学後の話をしていた時、「大学院に行くよ」という中国人留学生の話を聞き、海外大学院への進学を決意。

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自分の中でギアが変わる瞬間や、自分の直感を大切にしているそうです。
「就活をしなければいけない」というルールはないので、視野を広く持つように、とアドバイスをいただきました。

◆Hayami
会社は自分が生活していく場所なので、自分がどのような環境で生活していきたいかを考えた時、実力主義の中で仕事がしたいと思い、コンサルティング会社を選んだとのこと。

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◆社会学部卒業生
「海外と日本をつなぐのって素敵だな。」と思い、航空業界を志して留学したそうです。「自分が何をやりたいか」が大切ですが、自分のことを知らないと何もできないため、自己分析をしっかりすることが必要だとアドバイスしていただきました。

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仕事は自分自身の「成長のステップ」と考えるようにして、自分に対して勝手に限界を決めないようにしているそうです。

第2部からは次回のブログでご報告します!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Reimi(SAPA)

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関西大学海外学び情報サイトSANKUS
https://www.kansai-u.ac.jp/Kokusai/sankus/