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若手社会人ぶっちゃけトーク!【後編】~留学後の就活・キャリアってどんな感じ?~

こんにちは!
SAPA卒業生のErinaとReimiです。
 
【前編】に引き続き、2020年度に関西大学を卒業し、現在社会人生活2年目を過ごしている私たちのぶっちゃけトークをお届けします。
【前編】をまだご覧になっていない方は、ぜひチェックしてみてください!

※本ブログは、2022年10月22日に開催した海外学びフェアのイベントレポート記事です。当日は若手社会人としてErina・Reimi、ファシリテーターとして国際部スタッフTさんの3名でパネルディスカッションを行いました。

【若手社会人紹介】

●Erina(文学部 英米文化専修卒)

<in University>
・3回生春学期 交換派遣留学(ドイツ・ケルン大学)
・3回生冬ごろから就活開始
見ていた業界:IT、物流、翻訳
 
<Now>
・IT企業のマーケティング・デザイン職として勤務

●Reimi(文学部 教育文化専修卒)

<in University>
・1回生夏休み 語学セミナー(カナダ・カルガリー大学)
・2回生夏休み エクステンション・リードセンターの英語プログラム(フィリピン・セブ島)
・4回生春から就活を本格的に開始
見ていた業界:教育、人材、IT
 
<Now>
・総合化学メーカーのITエンジニアとして勤務

【留学経験や語学のスキルを就活でどうアピールしたか】

国際部スタッフTさん:
お2人は留学経験や語学のスコアなどもお持ちですが、それらは就活でどのようにアピールしていましたか?
 
Erina:
留学経験・語学スキルは「隠し玉」にしていて、自分からアピールはしなかったです。
私の場合は学業全般を頑張っていたので、そこをメインで話していました。
「学生時代に力を入れたこと」で学業の話をして、結論で「頑張った結果、交換派遣留学にも行くことができました」と軽く伝えて、面接官が関心を持ってくれたら詳しく話す、という流れにしていましたね。
あとは面接で挫折経験を聞いてくる企業も多いので、その時に留学中の大変だった経験を話していました。

国際部スタッフTさん:挫折経験を話した時の面接官の方の反応はどんな感じでしたか?

Erina:関心を持って聞いてくださったり、評価してくださった方が多かったです。
私は英語もドイツ語もままならず、上手くコミュニケーションが取れずに落ちこんだ経験から、「外出したら1回は知らない人に話しかける」「街中で知らない単語を見つけたら全部メモする」という取り組みをしたことを話していました。
辛い時にどう工夫して乗り越えるのか、というのは仕事の取り組み方にも現れるため、出来事自体のインパクトより、自分の考え方や行動が伝わるように話していました。
実際、そこに関心を持って深堀りしてくださった面接官の方が多かったです。
 
Reimi:
留学経験や語学スキル「そのもの」はアピールしていません。というより、「アピールできるほどのものがなかった」という方が正確かもしれないです…。汗
留学経験者はゴマンといますが、自身の留学期間が短かったこと、また留学した時期が1回生のため就職活動時から約3年程経過していたことから、「留学経験そのもの」はアピールとして弱いなと思っていました。
しかし、帰国後にSAPAとして活動していたため、面接では帰国後のSAPA活動について話すようにしていました。そうすることで、留学していたことも伝えられますし、「自身の経験を他の人のために役立てられる」こともアピールできたのではないかと思います。

【留学していなかったら、今と違う道を進んでいた?】

国際部スタッフTさん:
もし留学していなかったとしたら、今と違う道に進んでいたと思いますか?
 
Erina:
海外での就職は視野に入ってこなかったと思います。
留学して、現地で活躍する日本人の方や他国から移住してきた方と出会ったことで、世界を舞台に生きていくという選択肢があることを知れました。
「もし日本でダメだったとしても、世界のどこかにもっと自分に合う場所があるかも」と思えるだけで気持ちが軽くなるし、この考え方は今も辛い時の心の支えになっています。
 
Reimi:
私は学校の先生になっていたと思います。小学生の頃から学校の先生に憧れており、大学進学目的の半分は「教員免許を取ること」でした。実際、在学中に教員免許やその他教育関連の資格もいくつか取得しています。
しかし、留学を通して、
「授業中に発言できないのは『英語がわからないから』だけではなく、そもそも『自分の意見がない』ことが最大の理由なのでは?」
ということを強く感じました。そして、「自分の考えを持つ・求められる機会をもっと増やしたい」と思ったときに、その「手段」として学校の先生以外の選択肢も見えてきました。今も教育には興味があるため、自分で情報収集をしたりコミュニティに参加したりするようにしています。 

【社会人2年目、今後のキャリア・社会人生活での目標】

国際部スタッフTさん:
社会人2年目ということで、入社してから色々な気づきや成長があったと思いますが、今後の社会人生活での目標があれば教えてください。
 
Erina:
自分が心地よく暮らせる働き方を追求したいです。
一度社会人として働いたことで、自分の向き不向きや快適と感じる生活スタイルが分かってきたように思います。今後は「何がしたいか」より「どういう人生を生きたいか」を軸に考えて、自分が幸せに生活できる働き方を求めていきたいです。
例えば私は場所に縛られず働くことが理想なので、リモートメインで働けるようなIT系のスキルを幅広く身につけたいなと思っています。
 
Reimi:
「自分の名前で、世界を舞台に生きていけるようになる」ことが今の目標です。これは決して「会社で働きたくない」ということではなく、「Reimi」という1人の人として認めてもらえるようになりたいという思いです。そのためにも、「自分にはこれができる」というものを見つけたい・身に着けたいと思っています。
仕事は未経験で知識・スキル0から始めたこともあり、今もわからないこと・できないことばかりです。しかし、そんな私でも「毎日楽しく働くこと」はできると考えているため、できることや任せてもらえたことはとにかく全力でやってみよう!と思いながら日々を過ごしています。

【これから就職活動をする方へのエール】

国際部スタッフTさん:
それでは最後に、これから就職活動をする方へエールをお願いします!
 
Erina:
就活中は選考で思うような結果が出なかったり、夢と現実の間で揺れ動いたりと辛いことが沢山あるかもしれませんが、どうか自分を卑下しないでほしいです。
自分では大したことないと思っているような趣味・経験でも、他の人に話すと「凄いじゃん!」と評価してもらえることがあったりします。周りの人にこれまでの経験などを話してみて、自分が気づけていなかった武器に目を向けてほしいなと思います。

Reimi:
「正しい」「正しくない」以外のものさしも持ってほしいなと思います。もちろん、多くの人が選択することが正しかったり安心できる場合もありますが、それが"自分にとっての"正解かどうかはわかりません。ものさしは「正しいか正しくないか」だけではなく「楽しい」「おもしろい」「安心する」など無数にあると思っています。
多数派が必ずしも正解とは限らないので、不安や怖さもあるかもしれませんが、自分が大切にしたいものさしを信じて、自分の選択を「自分にとっての正解」にしていってほしいです!

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2回に渡ってお届けした「“若手社会人”ぶっちゃけトーク!」はいかがでしたか?
 
こうしてイベントでお話すると「すごい人」に見える部分もあるかもしれませんが、私たちもみなさんと同じように、たくさん悩みながら進路を決めました。社会人となった現在も、関西大学や留学先での経験や学びを活かしながら、日々奮闘しています。
 
このブログが、少しでもみなさんの参考になれば幸いです。
みなさんが納得の行く道を見つけられますよう、心から応援しています!

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Erina・Reimi