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【台湾・中原大学】モニターの向こうは台湾 ~オフラインでただいま~

大家好!こんにちは。法学部のRikoです。私は2年次の春休みに、約3週間、台湾・中原大学のオンライン留学プログラムに参加しました。
皆さんがオンライン留学と聞いて、まず印象を持たれるのは、おそらくオンラインで「留学」って留学になるの?という素朴な疑問でしょう。
私は、このプログラムの3週間はとても充実した留学生活だったと感じています。このブログを通して、コロナ禍の留学の成果をお伝えできればと思います。

【充実の理由】授業スケジュール

オンライン留学が充実していると感じた最も大きな理由が、オンラインで台湾と繋がっている時間が長かったことが挙げられます。
時間割を見ていただければわかる通り、1日約7時間、中原大学の授業を受講しました。授業中に使用する言語は、中国語と英語のみで、中国語がメインではあるものの、一部の説明は世界共通語の英語で行われました。

もし、外国語を話すのが苦手だと思っている方が今このブログを読んでくださっているなら、一気に留学へのチャレンジに高い壁を感じたかもしれません。しかし、そんなことは全くありません。私は中国語初心者でこのプログラムに参加したのですが、このプログラムは、受講者の中国語レベルに合わせて3つのクラスに分かれているので、気兼ねなくカタコトの外国語を話して、気楽に授業を受けることができました。

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↑ 時間割

簡体字?繁体字?

中国語初心者といっても、基礎の基の部分は、学部の第3言語で中国語を選択していたので、多少はわかるつもりでした。そして、実際にその通りで、完璧ではないにしろその知識はこのプログラム中に多いに役立ちました。
しかし、日本の学校で教える中国語とは大半が簡体字であると思います。台湾で使用されているのは、繁体字です。ですので、教科書で習った単語が通じないことがよくありました。
それでも漢字を見てもらうと理解されることが多く、台湾での言い回しを教えてもらったりしました。それが、日本でいう方言のようで面白かったりもしました。しかし、使用されている漢字も異なっているので、授業中は慣れない漢字に苦戦しました。なぜかというと、繁体字は簡体字に比べて、明らかに画数が多いからです。最初は文字を書くのに必死でしたが、慣れてからはピンインを省略したりして、話を聞く余裕が持てました。

外国語を活用するうえで、私が怖いなと思うことは、「通じない」ことです。一生懸命勉強してドキドキしながら話した言葉が通じなかったとき、焦ります。実際に、私は言いたいことが伝わらないという経験をしました。私が学んできた中国語とネイティブ・スピーカーの違いをはっきりと感じた瞬間でした。
しかし、そんなときに役立つのが、ジェスチャーです。実際に、このプログラム中、何度も何度もジェスチャーコミュニケーションが飛び交いました。
英語を介さずに、中国語を中国語として学習するために、先生方は簡単な動詞などはジェスチャーで教えてくれました。例えば、说(speak)という動詞を表現するときに、右手を口元の前に持ってきて、アヒルのくちばしのように動かしていました。単語を知らなくても,ジェスチャーによって理解し、新しい言葉を学ぶことが容易にできました。なにより、ジェスチャーゲームをしているようで、楽しかったです。

成績アップ

留学の前後で、プレースメントテストを受けました。驚くことに、3週間のオンラインプログラムの後、成績は目に見えて上がっていました。リーディングは1段階、リスニングは2段階もアップしていました。
リスニングについて、私は問題のすべてを理解したわけではありませんでした。しかし、3週間を経て、中国語独特の「音」が聞こえるようになったことが、成績アップに繋がったと思います。簡単な問題は意味を理解して解くことができましたが、複雑な問題になると、知らない単語も増えたので、同じ音が聞こえた選択肢を選ぶようにしました。すると、主に正誤問題などの正答率が上がりました。

私がこのプログラム中に意識して取り組んでいたことは、「聞く」ことです。たしかに、翻訳機を活用したほうが会話もスムーズになり、理解が深まるのかもしれません。しかし、前項でお話したとおり、ジェスチャーや会話の流れで、何を言っているのかは雰囲気でわかります。ですので、耳を鍛えることがプログラム中、私の中で優先されることでした。

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↑ 留学前(リスニング)

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↑ 留学後(リスニング)

皆さんは、このブログを読む前と後で、オンライン留学のイメージに変化はありましたか。私は、この充実した3週間をもっともっとお話したいです。
大学入学前の私の大学生活での目標は、留学に行くことでした。コロナ禍に入学した私は、留学を諦めていましたが、今回の経験は、コロナ禍でも私の目標を後押ししてくれるものになりました。
このブログが、皆さんの留学のきっかけの1歩となることを期待しています。