台湾留学してわかった「現地でしか得られないこと」
こんにちは!留学アドバイザーSAPAのKarenです。
私は台湾に半年間交換派遣留学していました。このブログでは、私が留学中に台湾の「日本語世代」の方などが通う高齢者活動センターを訪れた話を共有します。
「現地でしか得られないこと」ってなんだろう?と思う方には是非この記事を読んでほしいです。
まず、私が留学するに至るまでの経緯に少し触れます。
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中国語を学び始めたきっかけ
私が高校で所属していた学科では第2外国語も選択できました。話者が多い英語と中国語を学び、「世界中の人とコミュニケーションがとれるようになりたい!」と考えていました。
なぜ台湾留学?
元々は中国留学を志望していましたが、コロナの影響で叶わず、台湾の静宜大学であれば留学できることとなり渡航を決めました。
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では、本題の「現地でしか得られないこと」についてお話します。留学を終えた私なりの答えは「現地に関する疑問や興味関心を自分の目で確かめられること」です。
私にとってそれは、台湾の「日本語世代」についてでした。
渡航前に読んだ「台湾人生」
留学前に台湾について知ろうと思っていた頃、書店で目に止まったこの本を手に取りました。日本が台湾を統治した時代があり、台湾には今も日本語を話すことができる「日本語世代」がいることを知りました。
私は日本で生まれ育った者として、日本語世代について詳しく知らなかったことを恥ずかしく感じると同時に、現地でその方々にお会いして理解を深めたい思いが生まれました。渡航後も、日本統治時代について調べるうちに、帰国まで残り少ない頃に玉蘭莊という高齢者活動センターを知りました。
玉蘭莊とは
日本語と台湾語で文化活動を行っているセンターで、戦前の日本教育を受けた、あるいは日本文化に興味のある高齢者を活動の対象としています。(玉蘭莊HP、パンフレットより)
実際に訪問
玉蘭莊は私の留学先である台中から離れた場所にあります。突然連絡して受け入れてくれるだろうかと少し不安もありましたが、台湾に長期滞在する貴重な機会で学びたいことを深めようと、思い切ってメールをしました。
玉蘭莊での学び
玉蘭莊はいかにも台湾といった雰囲気のひしめくビルの一室にあります。そこでは日本語世代の方や台湾の方と結婚された日本人婦人などが日本文化に触れながら活動されています。一歩足を踏み入れると、台湾にいながら日本にいるような不思議な感覚になりました。
体操や合唱など活動のプログラムが組まれており、私は見学をしながら台湾在住の日本人ボランティアの方とお手伝いさせていただきました。主に中国語が話される台湾で、玉蘭荘は日本語世代の方達が今も日本語で交流できる大切な場所であると実感しました。
現地でしか得られないこと
私は現地で生活しなければ、台湾の複雑な言語環境を理解できていなかったと思います。日本では家庭内で日本語のみを使用する家庭がほとんどだと思いますが、台湾では世代によって言語の使用事情が異なります。そのような環境は、玉蘭莊での交流や街中で聞こえる年配夫婦の会話、バスの多言語アナウンス、台湾の友人宅へお邪魔した時など、実際に現地で生活して少しずつ理解できるようになりました。
(台湾の言語環境について、ここには書ききれないので、もし興味がある方は調べてみるか、SAPAの留学相談フォームから私の相談予約をしていただければと思います。)
中国留学への思いも残しながら台湾に渡航しましたが、どの土地にもその土地ならではの暮らし、文化、歴史があり、それを体験できるのは留学の醍醐味だと思います。少しでも台湾留学に興味を持った方は、是非お気軽にご相談ください。
Karen (SAPA)
SAPA留学相談予約フォーム(※8/1~8/31の間は、SAPA留学相談を休止します)