韓国語も英語もどちらも伸ばしたい!高麗大学が提供する2つの言語を学べる環境
文学部4年生のSAPA、Koharuです。
私は、3年生の春学期(約半年間)、韓国の高麗大学へ交換留学をしていました。
韓国へ留学していたと言うと、周りからはよく「韓国語を学んでいたの?」と言われます。ですが私は、大学では英語で専門分野の授業を受講し、日常生活は韓国語でおくる、という二つの言語で留学生活を送っていました。
英語圏以外の国・地域で、英語で授業を受けながら、現地の言語も学ぶクロス留学。私が経験した韓国でのクロス留学について、英語と韓国語を使う日々の様子と成果を書いてきます。
英語と韓国語を両方伸ばしたい!
私が英語圏への留学ではなく、韓国でのクロス留学を選んだのは『英語も韓国語もどちらも伸ばしたい!』と思ったためです。
私は中学生の頃から、5教科の中でも特に英語が大好きで、『大学生になったら、絶対に英語圏へ留学する!』と決めていました。
そんなある時、K-POP(2PM)や韓国ドラマ「ドリームハイ」にどハマりしてしまいました(笑)
これをきっかけに韓国語に興味を持ち、韓国語を独学で勉強していくうちに、学校で学ぶ英語に韓国語が追いつき始めました。このころから、「韓国語を趣味にとどめておくのはもったいない」と思うようになりました。
しかし、大学に入学した当時は、私自身も「英語圏以外でも英語を学べる」ことを知らず、一度の留学で「韓国語を学ぶか」「英語を学ぶか」どちらか選ばなければいけないと思っていました。中学時代から好きだった英語を極めるか、独学で学んだ韓国語を極めるかは究極の選択でした。
そんな時、国際部職員の方に「交換派遣留学にチャレンジしてみるのはどう?英語と現地語をしっかり学べるよ!」とアドバイスをもらい、韓国で英語と韓国語を学べる留学プログラムがあることを知りました。これがまさに私のしたいことだ!と思い、交換派遣留学に出願、高麗大学への留学が決まりました。
英語40%、韓国語60%な留学生活
留学先として選んだのは、ソウルにある高麗大学です。
高麗大学はグローバル化に力を入れている大学で、全体の授業の約40%が英語で開講されています。さらに留学生には学期後、無料で語学堂(韓国語)の授業を提供してくれていて、韓国語もしっかり勉強することができます。
また、留学生をサポートしてくれる学生団体もあり留学生へのケアが充実しています。
高麗大学での留学生活ですが、言語の使用割合としては英語40%、韓国語60%ぐらいでした。授業は英語で受講し、日常生活では韓国語を使っていたのですが、留学生活全体で見ると、韓国語を使用していた割合が多かったように感じます。
高麗大学では主に『国際関係学』『東アジア文化交流史』について学んでいたのですが、授業内ではほとんど英語を使用していました。みなさんも一度は耳にしたことがあるかと思いますが、日本の大学では、教授が一方的に講義するスタイルが多い一方、高麗大学でも、学生が自主的に発言や議論するディスカッション形式の授業が多いです。
また、プレゼンテーションをする機会も多々ありました。グループでディスカッションやプレゼンテーションをする場合、海外の学部生や留学生はもちろん、現地の韓国人学生とペアになった際でも、全て英語で議論やプレゼンの準備を行っていました。
大学を一歩出ると韓国語に切り替え、日常生活ではほとんど韓国語を使用し、食事や買い物、コピー屋さんで授業の資料をプリントする際も、店員さんと全て韓国語で会話をしていました。
また学期中、韓国語ネイティブスピーカーならではの韓国語を身に付けたいと思い、高麗大学の学生と週3で言語交換を行っていました。授業では英語を使用していた分、日常生活で韓国語をしっかり学びたいと思ったので、自ら積極的に韓国語に触れる機会を作ることを心がけていました。
語学の成果
〇TOEIC 760点取得
英語力も韓国語能力も、留学前と比較すると大幅に上達し、私は自身の語学力に満足しています。留学前と比較すると、TOEICでは約110点ほどスコアを上げることができ、特にリーディングとリスニング力が伸びました。
留学中、毎日授業の予習・復習を何時間もかけて行い、予習では、辞書ほどの厚みがある教材にじっくりと目を通し、復習では、授業を録音した音声を何度も聞いていたためだと思います。ですが、アウトプットよりもインプットを中心とした自主学習が多かった分、スピーキング力を大幅に上達できなかったことが反省点だと感じています。
〇韓国語能力試験・5級(TOPIK II・上級)取得
韓国語能力試験は帰国後初めて受けたので、留学前と後を目に見える成果として比較することはできませんが、特にスピーキング力が伸びたと感じています。現地でサークル活動に参加していたことや、週3の言語交換がスピーキング力を伸ばすきっかけになったと思います。
他にも留学中、常に小さいノートを持ち歩き、道端で見かけた新しい単語や、友人から学んだ新しい語彙をメモしていました。そして毎日空いたスキマ時間に、ノートに目を通し、その日の夜に、新しい語彙を用いながら韓国語で日記を書いていました。
毎日の日記の積み重ねが、小さいように見えて意外と語学力のアップに大きく繋がりました。
〜私からのメッセージ〜
最後に、実際にクロス留学を経験した私だからこそできるメッセージです。
自分が『今』学びたいものを実現できる留学プログラムを選んでください。
私は英語と韓国語の語学力向上を目的に、クロス留学を選びました。そんな私も一時期、世界的に見ても韓国語は英語よりもニーズが少ないから、英語だけを学びに語学留学した方が将来のために役立つのかな、と悩んでいたときもありました。
『将来』や『この先』を第一に考えるのではなく、『今』自分が学びたいものを学べる留学プログラムこそ、未来の自分のためになるのではないかと思います。
韓国留学やクロス留学に関心・質問のある方は、ぜひ私にお尋ねください。
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koharu(SAPA)