一生忘れません。
※今回は、私の備忘録のようなものです。タイトルがこれで良かったのかもわかりませんが、ご了承ください。
2020年5月22日。
私の、学生時代の長期留学への道が閉ざされました。
もちろん、現在世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスが原因です。
昨年の夏に、
「今留学しなければ、一生後悔する」
と思い、実習のスケジュールとも調整した上で
「今しかない」
と出願を決めました。
卒業は1年延ばす計画でした。
私が選んだプログラムは、交換派遣留学です。
これは、外国語を学ぶのではなく、外国語を用いて専門科目を学ぶ留学です。つまり、一定程度の語学力が求められます。
私はというと、短期語学留学の経験はあるものの、とても「英語が話せる」と言える語学力は持ち合わせていませんでした。
この時、すでに8月も終盤。
出願に必要なスコアは何も取得していません。スコア取得のタイムリミットは翌年2月上旬でした。
そこから、まずはスコア取得のための勉強を始めました。
と言っても、すでに大学の授業も始まっていたので、フルで履修している授業に加え、実習が2つと模擬授業、ゼミのフィールドワークとゼミ発表、卒論構想、当時はまだ在籍していた部活の練習、アルバイト。
ただでさえ馬鹿みたいに忙しい日々の中で、なんとか勉強時間を捻出し、大学受験で培ったなけなしの英語力を引き出して、ぎりぎりでスコアを取得しました。
そして、志望動機書を計3000字程書き、2020年3月上旬に面接を受けました。
この時、すでに新型コロナウイルスが日本でも猛威を奮い始めていましたが、私は留学できると信じていました。
面接後、大学から派遣先大学変更の打診がありました。
今年度春学期に留学予定だった学生が、コロナの影響で帰国を余儀なくされたためです。
これは予想していなかったことでしたが、変更先の大学は、私にとっては「隠れた穴場」だったので、留学できるならと承諾しました。
そして、4月上旬。
無事に交換派遣留学の合格通知をもらいました。
しかし、やはり「コロナの状況で中止または延期になる可能性があります」という注意書きが。
その後の合格者オリエンテーションでも、やはり「コロナの影響でどうなるかわからない」という旨の説明はありました。
その約10日後。
5月に実習をさせていただく予定だった学校から、「実習を9月以降に延期する」という連絡をもらいました。
9月以降ということは、大学の秋学期、つまり私の留学期間と重複してしまうことになります。
実習と留学の両立ができないことを意味しているわけです。
そこから、何とか両立の道はないかと、ゼミの先生や国際部、教務をはじめ様々な人に相談しましたが、実現できそうな道は見つかりませんでした。
それでも、せっかくつかんだチャンスを自ら捨てたくなくて、締め切り間際に出願まで済ませました。
そこから1週間が経った5月22日。
大学から留学中止の連絡がありました。
以上が、ここ数ヶ月の出来事です。
私の振り返りという意味も込めて、整理をしてみました。
あまり感情を入れず、淡々と事実を書いたつもりです。
留学中止という結果が覆ることはありませんが、留学すると決めてここまで準備してきたことは後悔していません。
負け惜しみのように聞こえるかもしれませんが、挑戦して良かったと思っています。
今はダメでも、ご縁があればきっとチャンスはまた巡ってくるはずです。
そのときに飛びつけるように、チャンスをものにできるように、準備を続けておくことが、今の私にできることだと思っています。
そして、私は今年で卒業なので、今は就活を再開しました。
かなり出遅れているので、不安や焦りもありますが、自分なりにできることを精一杯やっていこうと思っています。
気持ちの整理もついたのかよくわからない状態ですが、私には立ち止まっている暇はないので、無理にでも一歩は踏み出します。
見守っていただけたら嬉しいです。
私は負けません
Reimi (SAPA)